きょうだいのケンカ。どう仲裁すればいい?
長女は4歳、次女が1歳9か月になります。2人で遊べるようになりましたが、ケンカになることも増えました。ケンカのときは、それぞれの気持ちを代弁しながら仲裁するようにしています。
でも、家事などで目を離しているときのケンカは、何が起こったかわからないので、気持ちを代弁したくてもできません。下の子は大泣きしてかわいそうに見えるし、上の子に聞いてもどこまで本当かわかりません。どうしても言葉のわかる上の子に強く言ってしまいます。上の子をケアしたいし、下の子の気持ちも大事にしたくて、平等にしたいけど、どちらをフォローすればいいのか難しいと感じます。どのようにケンカを仲裁すればいいのでしょうか。
(4歳3か月・1歳9か月 女の子のママ)
でも、家事などで目を離しているときのケンカは、何が起こったかわからないので、気持ちを代弁したくてもできません。下の子は大泣きしてかわいそうに見えるし、上の子に聞いてもどこまで本当かわかりません。どうしても言葉のわかる上の子に強く言ってしまいます。上の子をケアしたいし、下の子の気持ちも大事にしたくて、平等にしたいけど、どちらをフォローすればいいのか難しいと感じます。どのようにケンカを仲裁すればいいのでしょうか。
(4歳3か月・1歳9か月 女の子のママ)
きょうだいのコミュニケーションを手伝う
回答:汐見稔幸さん ケンカを収める絶対的な方法はありません。ささいなことから始まるので、「どちらが悪い・どちらをフォローすべき」といったことは考えないほうがよいでしょう。 基本は、きょうだいのコミュニケーションを手伝うことです。例えば、お姉ちゃんに「どうしたの?」と聞いて、妹に「お姉ちゃんは〇〇と思っているよ」と伝える。妹にも「どうしてほしいの?」と聞いて、お姉ちゃんに伝える。そのようにお互いの気持ちを聞いて、代弁してあげることが大事です。子どもも「自分の思いをわかってくれる人がいる」と感じることができます。 ケンカのたびに間に立つのは大変なので、ある程度子どもたちにまかせてもいいでしょう。
警察官や裁判官にならない
回答:汐見稔幸さん ケンカのときは、親が警察官や裁判官にならないようにしましょう。例えば「あなたが悪い。あやまりなさい」のように決めつけて裁くことです。すると、子どもは「どうして私が…」と感じて、しこりが残る場合もあります。それよりも、相撲の行司のように、見守りながら、危ないときはおさえてあげるような関わり方がよいと思います。
気持ちを表現する言葉を教えてあげる
回答:渡辺弥生さん 多少のケンカは、生きていくための解決方法を学ぶ時間でもあります。ただ、子どもは自分の気持ちを表現することがまだ難しいので、親が代弁してあげるのは、とてもいいことだと思います。このとき、「悲しいのね」「悔しいのね」のように、気持ちを表現するボキャブラリーを広げてあげるといいですね。気持ちと言葉がつながっていきます。 また、怒り過ぎたり、悲し過ぎたり、強い感情を調節できる力を教えていくことも大事です。
下の子が泣いているからといって、上の子を責めないで
回答:汐見稔幸さん 親がケンカの仲裁に入ったとき、下の子が役者のように演じていることもあります。例えば、わざと大きな声で泣いて、親を味方にしようとする。そんな考えが半分ぐらいあってもよいと思います。下の子が大泣きしているからといって、上の子をあまり責めないでくださいね。
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