生後1か月の息子は、毎日3〜10回ほどウンチをします。でも、ときどき苦しそうに顔を真っ赤にして、泣きながらウンチを出そうとするので心配です。それなのに、おならしか出なかったり、ウンチが出ても少しだったりします。おなかを温めたり、「の」の字マッサージをしたりしていますが、あまり効果が出てないのかもしれません。どうしたらいいのでしょうか。
(1か月 男の子のママ)
(1か月 男の子のママ)
ウンチを出す筋肉が未発達
回答:永田智さん お子さんが便を出すのが大変なのは、便秘が原因ではなく、骨盤の周りにある便を出すための筋肉がまだ発達していないためです。そんなときは、綿棒で肛門を刺激して、ウンチを出すお手伝いをしてあげるとよいでしょう。
綿棒刺激のやり方
解説:永田智さん 綿棒は、軸がしっかりした大人用を使います。 綿棒の先に、ワセリン、オリーブ油、ベビーオイルなどを塗り、滑りをよくします。 綿棒の先端が隠れるぐらいの長さで、ゆっくりと肛門へ差し込みます。綿棒を指先で3回ほど回して刺激してください。 綿棒で肛門を刺激するのは、肛門の近くの便を出すのが目的です。綿棒を抜くとすぐに便が出てきます。 綿棒が入れにくい場合は、無理に入れず、病院に相談したほうがよいでしょう。
綿棒刺激をやると癖になってしまわないでしょうか。
赤ちゃんのころから便をためない習慣をつける
回答:永田智さん 腸の中に便がたまっていると、それが癖になってしまいます。赤ちゃんのころからすっきりと排便できる、便をためない習慣をつけることが大切です。排便があっても、出すときに苦しそうにしている、おなかが張っているような感じがある場合は綿棒刺激をしてあげたほうがよいでしょう。
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