子どもに嫌がられてしまう。どうしたらいい?

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2020/10/10

出典:すくすく子育て[放送日]2020/10/10[再放送]2020/10/17

絵本を読んでいる娘に近づいたとき、ママじゃないと思ったのか泣き出してしまいました。絵本を読んであげようとしても「イヤ!」と言われます。
(1歳1か月 女の子のパパ)
ソファでくつろいでいると、息子がなぜか気に入らない様子で「座っちゃダメ」と言ってきます。
(2歳4か月 男の子のパパ)
娘を着替えさせようとしたら、「パパはイヤ! ママがいい!」と泣き叫び、断固拒否されます。
(2歳3か月 女の子のパパ)
現在、週3日の在宅勤務で娘の世話をしていますが、なかなかなついてくれません。娘はかわいくてしかたがないし、小さいうちにできるだけ遊んで、なかよくしておきたいのですが、だっこしようとしても泣いて嫌がられます。ママのほうに行ってしまい、精神的なダメージも大きいです。
(1歳1か月 女の子のパパ)

楽な気持ちで地道に子どもと向き合う姿勢が大事

回答:多賀太さん

父親が長時間労働をしていると、どうしても子どもは母親のほうになつくものです。はじめから母親と同じぐらいなついてほしいと思ってハードルを上げてしまうと、苦しくなることもあります。そこで育児を放棄してしまうのではなく、もっと楽な気持ちで地道に子どもと向き合う姿勢が大事になります。

どれだけママが子どもと関わっているか考える

回答:福丸由佳さん

日常生活を考えると、ママのほうが子どもと関わっている時間が長い場合が多いと思います。子どものお世話やケアなど、ママの負担が大きいわけです。「見えない家事」という言葉がありますが、「見えない育児」もたくさんあります。子どもの食べこぼしを拭いたり、熱が出たときは病院や保育の手配をしたり。そのような部分にも関わっていると思います。
決して、パパが育児をしていないわけではありません。でも、ママがどれだけ子どもと過ごして、日常に関わっているかを考えてみましょう。どうしても何かあったら、子どもも「ママ」となってしまうと思います。

大きくなってからパパとの時間が増えることも

回答:福丸由佳さん

子どもにはいろいろな時期があります。「ママがいい」と言うこともあれば、「パパのほうが楽しい」と言うこともあります。例えば、小学生・中学生になって、子どもの好きなこととパパが得意なことがつながって、関わりができることもあります。男女に関係なく、大きくなってからパパとの時間が増える場合もあるのです。一概に「嫌われちゃった。ダメだな」と思わなくても大丈夫です。

自分の得意なところでアプローチしてみる

回答:大豆生田啓友さん

私は子どもが3人いますが、小さなころは同じような状態でしたね。特にぐずっているときは全くだめで、「パパはイヤ」と言われたものです。ほんとうに失敗だらけでした。
まずは、一緒に過ごした時間が大きい。ふだんからつきあっている人のほうが、関係ができるのは当然で、子どもも落ち着いて甘えることができます。関わりが少ないほど難しいと思います。
その上で子どもと仲よくなっていくために、自分の得意なところでアプローチしてみるのはどうでしょう。例えば、たかいたかいなど、体を使った遊びです。もちろん、安全には注意してくださいね。

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