ひとりで子どもをちゃんと育てられるのか心配…
仕事をしながら娘をひとりで育てています。まだ小さいので目が離せず、ちょっと出かけるときも、ゴミを出すときも連れて行かないといけません。大人の手がもうひとつあると楽だな、といつも思っています。実家は遠いので、何か月かに1度程度しか頼っていません。
今は在宅勤務なので、娘と2人きりの生活が続いています。そのストレスなのか、どなって言うことをきかせようとしたり、娘に感情をぶつけてしまうことがあります。もうひとり、誰か冷静に見てもらえる人がいれば、私にとっても子どもにとってもよいかもしれません。
何もかもひとりでこなす日々が続く中、子どもをちゃんと育てられるのか心配になります。
(1歳 女の子のママ)
今は在宅勤務なので、娘と2人きりの生活が続いています。そのストレスなのか、どなって言うことをきかせようとしたり、娘に感情をぶつけてしまうことがあります。もうひとり、誰か冷静に見てもらえる人がいれば、私にとっても子どもにとってもよいかもしれません。
何もかもひとりでこなす日々が続く中、子どもをちゃんと育てられるのか心配になります。
(1歳 女の子のママ)
手抜きすることは大事なこと
回答:赤石千衣子さん 保育園に行って、お迎えして、帰ってきて、食事もちゃんととる。とてもしっかりされていると思いました。だから、少し手抜きをしてもいいと思います。私がひとりで子育てをしていたころは、お風呂場の前にタオルをおいて、子どもを洗ったら体を拭いて、そのままタオルの上に寝かせて、その間に自分をざっと洗ったりしていましたね。ごはんも、うどんや納豆ごはんが多かった。そういう時期もあったんです。手抜きすることは大事だと思います。それから、誰かに頼っていいと思いますよ。
誰かに頼ることを考えると、相手も忙しいし、迷惑になるのではないかと思ってしまいます。
頼ることは、迷惑をかけるだけではない
回答:赤石千衣子さん ある調査で、誰かに頼られた人は「信頼されている」と感じてうれしくなる効果もあるといわれています。迷惑をかけるだけだと思わなくてもいいんです。頼んで断られたとしても、「言いにくいことを断ってくれてありがとう」と返してみましょう。やっていただけたら、「ありがとうございます」と伝える。そのような関係で、少しずつ頼んでいくことも大事だと思います。
ひとりで抱え込まず、話をしたり情報交換ができる場を持ってほしい
回答:赤石千衣子さん もともと専業主婦であったり、いろんなことをパートナーが決めていた場合は、ひとりで物事を決めていくことに自信を持てず、自分で決めるのは大変だと思う方も多いでしょう。子どもを育てること、人間を育てることの責任も、重圧になっている方が多いと思います。そんな気持ちになるのは、自分が大事なことをしているとわかっていることで、とてもよいことだと思います。 それだけに、シングルの親は何もかもひとりで抱えがちです。例えば「こんなとき、みんなどうしているのかな?」と、同じような立場で子育てしている方に聞きたいときもあると思います。そのような話ができるママ友やシングルマザーの友だち、あるいは情報交換ができる場を持ってほしいと思います。
シングルファーザーの場合はいかがでしょうか。
シングルファーザーは頑張り過ぎる傾向がある。まわりを頼ってほしい
回答:赤石千衣子さん 情報交換をしたり、自分の悩みを話したりすることは、シングルファーザーのほうが、ハードルが高いと感じています。比較的人数が少なく、頑張り過ぎる傾向もあります。やはり、もう少しまわりを頼ってほしい、頼れる人や場を見つけてほしいと思っています。親も子も楽になるはずです。
信頼できる人が子どもの周りに複数いることはとても大事
回答:福丸由佳さん 子どもにとって、1対1の親だけでなく、親戚や友だちの親など、信頼できる人が複数いるといいですね。子どもが相談したいと思ったときに、気持ちを話してもいいと思える、信頼できる人がいることが大切です。実際に相談をしなくても、もしものときは頼れる、自分のことを大事に思ってくれている人がいる。子どもがそう思える人が複数いることが、とても大事だと思います。
子どもが大きくなってきたら、親が子どもに相談するなど、子どもの声を聞く姿勢を見せていると、子どもも困ったときは誰かに相談しようと思えるようになるそうです。
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