甘やかしを心配しながらも、つい子どもに干渉してしまいます。私自身がとても心配性で、子どもに何かあったらと思うと、怖くてたまりません。公園遊びのときも、子どもがケガをしないように、トラブルにならないように、といろいろ手を出してしまうので、のびのび遊ばせてあげていないかもしれません。私の過干渉で、子どもの自分でできる力を伸ばせていないのではと心配です。
(2歳4か月 女の子のママ)
(2歳4か月 女の子のママ)
心配し過ぎると、危険に対処する力が備わりにくい
回答:遠藤利彦さん 絶対に危ないことは、当然、親が制止しなければいけません。でも、ひとりでできるはずのことまで、親が過剰に心配して制止してしまうと、子ども自身の危険に対して適切に対処するような力が、なかなか備わらないことにもなりかねません。
親が子どものシグナルを待つことが大切
回答:遠藤利彦さん 子どもとの関係で重要なのは、子どもからのシグナルを、親が受け止めて応答するという「順序」です。子どもが何か感じたり考えたりする前に、子どもが何かのシグナルを発信する前に、親が先回りしてやってあげるのは、順序が逆になります。これでは、子どもの自己主張の力がうまく育たず、自立的な行動が弱くなってしまうことがあります。子どもの自律性を育むために、親が子どものシグナルを待つことが大切です。
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