子どもの発熱、すぐに受診したほうがいいのはどんな状態?
2か月ほど前、息子が高熱を出しました。いつもより体温が高いと思って熱を測ったら38度。元気だし、金曜の夜だったので、夜間や救急にかかるほどでもないと思い、夫と相談して様子を見ることにしました。熱は一向に下がらず38.5~39度を行ったり来たり。熱の高さは心配でしたが、本人はいたって元気。熱は3日続き、月曜日の朝かかりつけ医を受診すると、突発性発疹と診断されました。夜間や休日、すぐに病院に行くべきかどうかは、どう判断すればよいのでしょうか。
(10か月 男の子のママ)
(10か月 男の子のママ)
発熱はウイルスなどと戦うための体の免疫反応。
回答:福井聖子さん 熱が出る場合の多くは感染症によるものです。ウイルスやばい菌と戦うために体が免疫反応を起こすことで熱が出ます。基本的には、自分の免疫力で乗り越えられる病気が多いのですが、「病気に負けて」いるようなら医療の支えがいると考えてください。 自分の体力や免疫力で戦って、負けていない状態なら、お家のほうがゆっくり過ごせますから、熱が高いというだけで、夜間に慌てて受診しなくてもいいでしょう。 病気に負けていてすぐに受診が必要なのは、以下のような場合です。 4か月以上の場合、遊ぶことができる、普通に食べられる、おう吐・下痢などがないというときは、負けていないと考えられます。 4か月未満の場合は機嫌が見分けにくいので、おっぱいやミルクの飲み方や泣き声にも注意してください。泣き声が弱々しいときも心配です。また、「どこか変」という項目は、いつもと違って何かがおかしい、というママやパパの直感です。これはとても大事なポイントです。 熱の高さではなく、食べられるか、寝られるか、遊べるか、おしっこが出ているか、という全身状態が判断のポイントになります。
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