もうすぐ3歳の女の子。どうしてピンクの服ばかり着るの?

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2019/11/09

出典:すくすく子育て[放送日]2019/11/09[再放送]2019/11/16

もうすぐ3歳の娘がいます。あまりにもピンクばかりを上から下まで着たがります。私としてはお兄ちゃんのお下がりの服も着てくれるとうれしいのですが、青とか黒はカッコいい色だから嫌、ピンクはかわいいから着たいと言います。どうしてピンクの服ばかり着るのでしょうか。
(2歳10か月 女の子のママ)

3歳ごろまではピンクが好きでも、4〜5歳になると変わっていくことが多い。

回答:柴田愛子さん

男のきょうだいが多くて家の中にピンクが無いのに、「ピンクのお洋服を買って」という子がうちの園でも多いですね。でも、3歳ぐらいのころはピンクが好きだったのに、不思議と4〜5歳になったら違う色が好きになって、ピンクのピの字も出てこなくなることが多いんです。もうピンクに憧れなくなってしまうのね。4歳ぐらいからちょっとずつ「私は好き」とか「私は嫌い」とか、いろんな意識を持つようになって、好みも変わってくるのではないかと思います。

女の子たちの好きな色は変化する?

年齢によって好きな色は変化するのでしょうか。ある保育園の3~5歳児クラスの女の子に好きな色を聞いてみました。

〇3歳児クラスは、7人中5人が「ピンクが好き」と答えました。
〇4歳児クラスは、6人中1人が「ピンクが好き」という結果に。
〇5歳児クラスは、「ピンクが好き」という子はいませんでした。

子どもたちの色の好みは、年齢によって変化していくようです。


集団の中では「同化」と「差異化」という動きが起きる。

回答:遠藤利彦さん

集団で子どもたちが生活すると、「同化」といって「みんな一緒のことをしようね」「一緒のことをすると仲間だよね」という気持ちが強く働くことがあります。
また、もう一つは「差異化」と言って、「私たち、一人一人違うよね」「得意不得意も、好き嫌いも違うよね」という個性に敏感になっていくこともあります。
年齢が上がると、「差異化」である「一人一人違うよね」という部分が割合強く表れることもありますし、ときには、ピンクを卒業してみんなキラキラしたものがいいという「同化」に傾くこともあります。もうピンクじゃないけど、やっぱり私たち同じ色が好きな仲間よね」という気持ちを共有しているのかもしれません。

箱におもちゃを入れたり出したり。同じことをなぜ何度も繰り返すの?

保育現場で聞く 子どものあるある行動

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