野菜などの好き嫌い、どうすれば食べてくれますか?

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2019/09/07

出典:すくすく子育て[放送日]2019/09/07[再放送]2019/09/14

2歳6か月の息子は緑の野菜を食べません。一度は口に入れるのですが、すぐに出してしまいます。ドレッシングをかけると食べることもありますが、ほとんど食べてくれません。
(2歳6か月 男の子のママ)

苦味やえぐみは本能的に拒絶する味。初めてのものも苦手です。

回答:太田百合子さん

2~3歳の子どもにとって、野菜は食べにくいと思います。幼児期は、野菜嫌いが一番多い。野菜は、苦みやえぐみ、独特の味があります。子どもには苦いものを拒絶しようとするはたらきが備わっています。
そして、初めて見たものに恐怖を感じる「新奇性恐怖」という性質もあります。子どもたちの記憶力は幼児期くらいからついてくるといわれますが、赤ちゃんのころに食べていたものでも、それを具体的に思い出すことができず、「これは初めて見たぞ、何だろう」となることがあります。偏食や食わず嫌いになりやすいのもこのことからだと考えられています。
また、奥歯がないので生野菜は食べづらいと思います。ドレッシングや調味料を少々つけても、大した塩分ではありません。ドレッシングと和えてしばらく置いておくと、野菜がしんなりとして食感が変わり、食べやすくなるかもしれません。

まだ食べられるだけ十分に成長していない、食べさせられ方が嫌いな可能性もあります。

回答:外山紀子さん

幼児期に好き嫌いがあるのは、その食べ物が嫌いということよりも、まだ十分に食べられるだけ成長していないということだと思います。もしくは、その食べ物が嫌いなのではなく、食べさせられ方が嫌いだということもあります。自分はこうやって食べたいのに、お母さんは別のやり方で食べさせようとするから、それが嫌いという可能性もあります。
子どもは気まぐれで、ある時、急に食べるようになることもありますので、嫌いだからもうずっと食べないと決めてしまわず、嫌いなものも食事の場には出しておくといいと思います。そして、お母さんやお父さんが楽しそうに食べていると、つられて食べてしまうということもあります。

野菜を食べやすくする工夫

素材そのままでは食べにくい野菜は、食べやすくする工夫をしてみましょう。

とろみをつけると舌触りがよくなり、肉などのたんぱく質を足すと、うまみが出ておいしくなります。

きゅうりは、薄切りにして塩でもんで、水で洗いしぼるとしんなりします。あえものや、ポテトサラダなどに。

ブロッコリーはゆでて小さく切り、チーズやひき肉とあわせたり、シチューに入れたりすると食べやすくなります。


幼児食は、大人の食事とは違うのですか?

食べるものが限定的。かなりの偏食です。どうすればいいのでしょうか?

食生活を改善したい。どこから取り組んでいけばいいの?

「おやつ」はどんなものを食べればいいの?

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