1人目の妊娠中、心のバランスが崩れた。2人目もそうなるのではと心配です。
妊娠後、ひどいつわりに苦しんで不安になり、思い悩んだ末、続けたかった仕事を退職しました。無事に出産したものの、仕事をあきらめた自分は負けたのだという気持ちも拭い去れず、産後、入院中もベッドで泣いていました。
退院後も、長男は寝かせると泣いてしまうので昼間はずっとだっこ。夜も2時間おきに授乳。産後1か月を過ぎたとき、このままでは自分が壊れてしまうと思い、出産した病院と保健センターへ電話をかけて助けを求めました。そこで自分の気持ちを話して楽になることができ、それまで世界がグレーにしか見えなかったのに、徐々に色づいてきた感覚を覚えています。
今は気持ちも落ち着き、そろそろ2人目を考え始めていますが、次の出産でもまた心のバランスを壊してしまうのではないかと心配です。
(2歳3か月 男の子のママ)
退院後も、長男は寝かせると泣いてしまうので昼間はずっとだっこ。夜も2時間おきに授乳。産後1か月を過ぎたとき、このままでは自分が壊れてしまうと思い、出産した病院と保健センターへ電話をかけて助けを求めました。そこで自分の気持ちを話して楽になることができ、それまで世界がグレーにしか見えなかったのに、徐々に色づいてきた感覚を覚えています。
今は気持ちも落ち着き、そろそろ2人目を考え始めていますが、次の出産でもまた心のバランスを壊してしまうのではないかと心配です。
(2歳3か月 男の子のママ)
妊娠中は不安や抑うつ状態が起こりやすい。産後につながっていくことも。
回答:笠井靖代さん 妊娠中も産後も、本当に赤ちゃんのことを一生懸命考えて頑張ってこられましたね。妊娠中も、不安や抑うつ状態が起こりやすい時期だといわれています。さらに、妊娠中のそうした心の症状や不調は、産後にもつながってくることがあります。
保健師など、不安なことを相談できる先があると心強い。
回答:市川香織さん 出産前後に不安になることがたくさんあるというのは当然のことです。しかし、多くの人は「こんなふうに感じてしまう私がいけないんだ」と思ってしまいがちです。さらにそのことから、「私は母親失格だ」などと思い込むようになると、ますます追い詰められてしまうだろうと思います。 今、2人目を考えて悩んでいるようですが、1人目のつらい時期に保健師などに相談できているとのことですから、不安なことがあれば、またその保健師に連絡をするなどしてフォローしてもらうことができます。専門家につながっている、いつでも相談できるという状況があると、とても心強いと思いますよ。
産後の心と体の不調
番組「すくすく子育て」のアンケートで、心と体の不調についてたずねたところ、次のような結果となりました。
心の不調で多かったのは、「イライラする」「不安になる」「子どもの世話ができなくなる」などでした。
また、産後は体の不調も多く、「睡眠不足」「疲れやすい」「けんしょう炎や腰痛」などの訴えが目立ちます。「胃腸のトラブル」「耳鳴り・難聴」などを経験したという人も多く見られました。
体験談から考える。産後の心と体
子育て世代包括支援センターとは
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