母語の基礎を獲得する9、10歳以降から始めると効率がよいと言われています。
回答:松井智子さん きっとみなさんは、効率よく英語を身につけさせたいと考えていらっしゃるのだと思います。 子どもを早くから英語に触れさせることも否定はしませんが、9歳までは母語獲得の基礎段階です。日常話すことばを身につけるなど読み書きの基礎をひと通り習得します。9~10歳以降は、母語の発展段階。より高度な読解や、作文を書く。抽象的な概念を使いこなすことができるようになっていきます。 基礎段階を終えてから英語を始めると効率がよいとさまざまな研究でいわれています。 実際にバイリンガルの環境であるカナダでこうした研究が多いのですが、9歳までは母語だけを使い、それ以降に初めて英語に触れて学習し始めた子どもは、小さいころからカナダに移住してきた子どもよりも、その後、学習したことばが伸びるのが早かったという研究があります。
ことばを学ぶための3つのステップ
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