「パパ嫌い」と言う娘と、どうコミュニケーションすればいい?
最近、私(パパ)と5歳になる娘で過ごすことが多くなりました。妹が生まれて、ママが妹のお世話で忙しいためです。ですが、娘とのコミュニケーションで悩んでいます。例えば、お風呂に入ろうと娘を誘っても「パパと一緒だと、ダメばっかり言うからイヤ」と言います。私がいろいろと「○○しなさい」と言うことが嫌なようです。ある日の朝は「もうパパとはあいさつ以外話さない」と言い出したこともありました。ふだんは仲がよいのですが、ことあるごとにぶつかってしまいます。特に忙しくて時間がないときは、どうしてもいろいろと言ってしまい、「パパ嫌い」となってしまいます。
ママは、「パパが過保護だから、娘は甘えている。私には甘えない。」と言います。それでも、娘から否定的な言葉を言われると戸惑ってしまいます。楽しく生活できるようにうまくコミュニケーションをとりたいのですが、どうすればよいのでしょうか?
(5歳の女の子をもつパパより)
「パパ嫌い」の背景にはいろいろな気持ちがある
回答:福丸由佳さん まず、お子さんはパパのことが大好きだと思います。そして、「嫌い」や「イヤ」という言葉の背景には、いろいろな気持ちがあるはずです。パパのことが大好きだからこそ「もっと遊びたい」「こうしてほしい」「今はひとりでいたい」といったいろいろな気持ちをぶつけることができるのではないでしょうか。「嫌い」という言葉に、そういった気持ちが集約されていると思います。
嫌な言葉には変化球で返す
回答:井桁容子さん 子どもからの否定的な言葉や、思いがけない言葉をかけられたときの対応の練習になると思ってみてはいかがでしょう。例えば、否定的な言葉を直球で受けて、直球で返すのではなく、変化球で返すようにしてみる。「パパ嫌い」と言われたら「パパは大好きなのに残念だな。好きになったら教えてね。それまで待つよ」などと返してみてください。このような切り返しは、日常生活や仕事のコミュニケーションにも役立つと思います。
時間がないときは、子どもにわかりやすい肯定文で
回答:福丸由佳さん 時間がない状況で、子どもに言うことを聞いてほしいときは、子どもにしてほしいことを肯定文で伝えるようにしましょう。「時間がないから、そんなことしていたらダメ」といった否定文で言ってしまうと、子どもは素直に聞こうとしなくなります。例えば、「お風呂の時間だから、おもちゃを片付けよう」と、子ども自身が何をすればよいのかを伝えます。子どもにとって、具体的で、わかりやすいことからはじめていきましょう。
徹底的に待ってあげる日をつくる
回答:井桁容子さん パパに余裕があるときに、徹底的に子どもを優先して待ってあげる日をつくってみてください。「パパは待ってくれた」という経験が、パパへの信頼となって積み重なっていきます。すると、子どもは「パパはとことん付き合ってくれる。でも、忙しいときは私に急いでほしいんだ」と考えるようになります。子どもは、積み重ねた信頼に、必ずこたえてくれるのです。
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