3歳5か月になる娘に、そろそろ「がまん」を覚えてほしいと思っています。でも、がまんがなかなかできません。例えば、公園でお友だちと遊んでいるとき、早く帰らなくてはいけない用事があっても「もっと遊びたい」と言って帰ろうとしません。何を言っても「ダメ」「帰らない」と、その場から離れません。嫌がる娘をだっこして、無理やり連れて帰ることもしばしばです。また、気になるものがあると、がまんできず、私の手を振りほどいてでも駆け出してしまうので、車にぶつかりそうになって、危ないと感じたこともあります。どうしたら、うまく気持ちを抑えられるようになるのでしょうか。
(3歳5か月の女の子をもつママより)
「自己主張」と「がまん」は、どちらも大事
回答:森口佑介さん 2~3歳のころは、自分の欲求を伝えようとする気持ちが大きく成長する時期です。お子さんのように自己主張するのも当然だといえます。また、自己主張と、がまんする力は、例えるならアクセルとブレーキのような関係です。どちらも、子どもが自分の目的を達成するために必要になる大事な能力です。
子どもの気持ちを切り替えてあげる工夫を
回答:森口佑介さん 子どもが、がまんできるためのポイントになるのは、気持ちを切り替えられるかどうか、という点です。子どもに「何かをしたい」という気持ちがあるとき、無理やり抑えつけても効果がありません。子どもの気持ちを、うまく切り替えてあげる工夫をしてみましょう。
家に帰ろうとしないときは、「家に帰っておやつ食べよう」と声をかけるなど、いろいろと工夫はしていますが、なかなかうまくいきません。
丁寧に子どもに関わることで、子どもは気持ちの切り替えを覚えていく
回答:大豆生田啓友さん ママがいろいろな工夫をしながら、丁寧に子どもと関わっていることは大事なことです。そんな時に子どもは「自分がとても大事にされている」と感じるのです。どうしても子どもが言うことを聞かないとき、かかえて連れて帰ることもしかたのないこと。でも、そのとき子どもの様子をよく見てみてください。子どもが大暴れしていないのであれば、自分で気持ちを切り替えようと頑張っているのかもしれません。ママが試行錯誤しながら子どもに関わってきたことは、こうしたちょっとした時に、少しずつ子どもの成長としてみえてきているのではないでしょうか。
がまん強すぎる子、どうすれば無理させずに気づいてあげられる?
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