子ども服の素材選びのポイントは?
綿素材の服を選ぶ
回答:田村 照子さん 服というのは、外の刺激から体を守る、一種のシェルターみたいな役割をしているものです。 シェルターがいいか悪いかによって赤ちゃんの健康が左右されるので、重要な役割をしています。 子どもの皮膚は弱く、刺激に対して未発達です。 繊維の中で一番柔らかい綿素材の服が良いでしょう。 昔から、綿は肌着のチャンピオンと言われています。 また、綿は吸湿性に優れています。 赤ちゃんの肌というのは、汗を出す穴(汗腺)が大人と同じくらいあります。 綿は、体が湿っぽいときは水分を吸収し、乾燥したときは水分を吐き出して補給してくれるため、たくさん汗をかく子どもにとって気持ちいいのです。
子どもに着せる服は、綿以外の生地でも大丈夫?
肌着は綿素材を意識する
回答:田村 照子さん 肌着など、肌に触れるものに関しては、綿素材を意識しましょう。 アウターになるにつれて、綿にこだわる必要はありません。 ほかの繊維にも、それぞれ長所と短所がありますし、綿とほかの繊維の混紡は、子ども服にも多く使われています。 子どもの服を選ぶときは、アイテムによって素材を変えることです。 例えば、レーヨンとポリエステルの混紡やポリエステルだけで出来ているアウターも多いです。 ポリエステルは吸湿性が悪いので、それを着たままでかけっこをしてたくさん汗をかいたりすると蒸れやすいですが、親がちょっと注意していてあげれば、ポリエステルはあたたかくていいのですよ。 下の図を参考に、ほかの繊維にどのような特徴があるかをチェックしながら選んでみてください。
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