子どもは元気いっぱいで、公園で遊ぶのが日課ですが、これから夏になり紫外線が強くなることが心配です。
日焼け止めクリームは肌によくないと聞いたことがあり、これまでは紫外線防止用のケープや帽子をかぶらせていました。でも、最近は帽子を嫌がるようになり、ひとりで歩き回るようになったので、日焼け止めを使うしかないと考えています。
子どもは肌が弱くカサカサしているので、子どもにはいいものを選んであげたいと思い、まだ日焼け止めクリームを使ったことがありません。
早めにケアしたいと思っていますが、どう日焼け止めを選べばいいのか迷っています。また、肌への影響も気になります。
(1歳3か月の男の子をもつママより)
保湿剤の上に塗るのもひとつの方法
回答:馬場直子さん 肌にトラブルがなく、1歳を過ぎて外に出ることも多くなる場合、レジャーで1日中外にいるときや日ざしが強いときには、日焼け止めを塗ってあげた方がいいと思います。日焼け止めは、そもそも肌にいいものというより、紫外線から肌を守ることを目的としてつくられています。人によってはかぶれるようなこともありますので、気をつける必要はあります。 肌がデリケートな場合は、保湿剤を塗った上から日焼け止めを重ねて塗るのもひとつの方法です。
日焼け止めを塗るときの注意点はありますか?
試し塗りで合っているかチェックする
回答:馬場直子さん 日焼け止めクリームは、赤ちゃん用(子ども用)で、「アレルギーテスト済み」「パッチテスト済み」と表記された、試験をしているものを選んでください。試験をしたものでも、お子さんに合うかどうかは塗ってみないとわかりません。ですので、まずは腕の一部などに少し塗り、1日以上様子を見て、何も出ないか試すと安心です。その後、顔や体にも使うようにしましょう。
ムラがないように2度塗る
回答:馬場直子さん 日焼け止めクリームを塗るときは、まず手のひらに出し、それを額・ほっぺた・あごなどに指でちょんちょんと乗せて、まんべんなくムラのないように全体にのばします。塗りが1回だと、どうしてもムラができたり、薄すぎたりするので、2度塗りをすることも大事です。
日焼け止めはしっかり落とす
回答:馬場直子さん 日焼け止めクリームを塗ったら、毎回しっかり落とすことを意識してください。日焼け止めが残っていると、次はその上から塗り重ねてしまうことになります。それが積み重なり、何日か続けていると、かぶれて、赤くなったり、かゆくなったり、ぶつぶつができたりすることもあります。
日焼け止めを選ぶポイントはありますか?
SPFの数値の意味を知って選ぶ
回答:馬場直子さん 日焼け止めには、SPFとPAという表記があります。 SPF・PAは、紫外線を防ぐ指標のことです。数値が高いほど防御する時間が長くなりますが、濃度も高いので肌への刺激も強くなります。 SPFの数値は、1あたり20分の日焼け防止効果があります。SPF10だと200分です。子どもの場合は汗で流れたり、こすったりして効果が弱くなることもあるので、数値が高いものを使うより、10~20程度のものを使い、2時間で落ちると考えて塗り直すほうがよいと思います。
すくすくポイント
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