なぜ子どもは中耳炎にかかりやすいの?

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2018/03/03

出典:すくすく子育て[放送日]2018/03/03[再放送]2018/03/09

子どもが、2か月に1度は中耳炎になります。鼻水を拭っても止まらなくなって、鼻水が黄色くなって、病院に行ってみると、だいたい中耳炎になっています。大人も鼻水はよく出るのに、そこまで中耳炎になっていないように思います。子どもは中耳炎になりやすいのですか?
(1歳2か月の女の子をもつママより)

子どもは大人より中耳炎になりやすい

守本倫子さん回答:守本倫子さん

耳と鼻は、“耳管(じかん)”という管でつながっています。



子どもの耳管は、大人に比べて短く、傾きがなだらかで水平に近くなっています。そのため、鼻水のばい菌が耳へ入りやすく、中耳炎になりやすいのです。

 

中耳炎になったとき、親は気づくことができますか?

中耳炎になりやすい子は、まめに受診する

守本倫子さん回答:守本倫子さん

急性中耳炎など、痛みのある中耳炎であれば、熱が出るなどの症状があるので気づくことができます。ですが、お水がたまっただけで、少し音が聞こえづらい程度のときは、なかなか気づくことができません。
ですので、中耳炎になりやすい子、鼻水が出やすい子は、まめに耳鼻科に行って、鼻をとってもらったり、耳が大丈夫か、音への反応が悪くないか診てもらったりしましょう。

 

中耳炎を予防するために、できることはありますか?

耳にばい菌が入らないように注意

守本倫子さん回答:守本倫子さん

鼻水が出たら、まめに吸ってあげることが大事です。鼻水が垂れたままで、ずっとすすっていると、ばい菌がそのまま耳へ入ってしまい中耳炎になりやすくなります。

中耳炎が原因で難聴になる場合も

守本倫子さん回答:守本倫子さん

急性中耳炎が原因で、難聴になる場合もあります。そうでなくても、耳の裏にたまったお水で聞こえが悪くなります。たまったお水がさらさらではなく、鼻水のようにべたべたと濃い場合は、まったく聞こえなくなることもあります。


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