なぜ子どもは中耳炎にかかりやすいの?
子どもが、2か月に1度は中耳炎になります。鼻水を拭っても止まらなくなって、鼻水が黄色くなって、病院に行ってみると、だいたい中耳炎になっています。大人も鼻水はよく出るのに、そこまで中耳炎になっていないように思います。子どもは中耳炎になりやすいのですか?
(1歳2か月の女の子をもつママより)
子どもは大人より中耳炎になりやすい
回答:守本倫子さん 耳と鼻は、“耳管(じかん)”という管でつながっています。 子どもの耳管は、大人に比べて短く、傾きがなだらかで水平に近くなっています。そのため、鼻水のばい菌が耳へ入りやすく、中耳炎になりやすいのです。
中耳炎になったとき、親は気づくことができますか?
中耳炎になりやすい子は、まめに受診する
回答:守本倫子さん 急性中耳炎など、痛みのある中耳炎であれば、熱が出るなどの症状があるので気づくことができます。ですが、お水がたまっただけで、少し音が聞こえづらい程度のときは、なかなか気づくことができません。 ですので、中耳炎になりやすい子、鼻水が出やすい子は、まめに耳鼻科に行って、鼻をとってもらったり、耳が大丈夫か、音への反応が悪くないか診てもらったりしましょう。
中耳炎を予防するために、できることはありますか?
耳にばい菌が入らないように注意
回答:守本倫子さん 鼻水が出たら、まめに吸ってあげることが大事です。鼻水が垂れたままで、ずっとすすっていると、ばい菌がそのまま耳へ入ってしまい中耳炎になりやすくなります。
中耳炎が原因で難聴になる場合も
回答:守本倫子さん 急性中耳炎が原因で、難聴になる場合もあります。そうでなくても、耳の裏にたまったお水で聞こえが悪くなります。たまったお水がさらさらではなく、鼻水のようにべたべたと濃い場合は、まったく聞こえなくなることもあります。
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すくすくポイント
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