仕事と家事と育児、すべてこなせるか不安…
今は育休中なので、朝から育児や家事ができているのですが、あっという間に一日が過ぎていきます。仕事に復帰した後、何もかも中途半端になってしまい、ストレスになるのではないかと不安です。
(10か月の女の子をもつママより)
支えてくれる人、支えになるサービスを考えておく
回答:大沢真知子さん いろいろな人に支えてもらったり、積極的にサービスを利用したりするとよいと思います。 次のポイントについて考えておきましょう。 <復帰後の負担について考えるときのポイント> ・どんなときに、どんな支えが必要かを予測しておく ・支えてくれる人は、どのぐらいいるか考えておく ・行政・民間の支えになるサービスを調べておく パパやママ友など、みんなに頼って助けてもらい、一緒に子育てをするイメージで考えてみましょう。 サービスには、ファミリーサポート、宅配サービス、家事代行などがあります。費用はどれぐらいか、どこに頼めばよいのか、緊急の場合はどうするのかなど、事前に夫婦で調べておきましょう。今だけのことではなく、将来への投資だと考えてサービスを利用することは、意味があることだと思います。
すべてを完璧にこなさなくていい
回答:坂上裕子さん ひとりで仕事・家事・育児をこなすのは、超人でない限り無理だと思います。 私自身が仕事に復帰する前に、「すべてを満点でやることはできないので、最初は7割ぐらいできたら御の字」と言ってもらえたことがありました。完璧でなくてもいいんだと、自分にやさしくなってあげてください。慣れるまでは、抜けるところから手を抜いていきましょう。そのようなスタンスでよいと思います。
“働くママ”の仕事と家庭の両立ポイント
働くママたちは、どのように仕事と家庭を両立させているのでしょうか。 7歳と2歳、2人の子どもを育てながら働いているママに、両立のポイントを聞きました。 生活の中で、無理なく小さな工夫や準備を重ねることで、時間と心に余裕が生まれるそうです。ママの平日のスケジュール
短時間勤務制度を利用して、9時半から16時まで仕事をしています。 パパは帰りが遅く、いつも21時半過ぎなので、平日は朝から晩まで家事や子どもの世話に追われています。ポイント① 家事はできるだけ朝の時間を利用する!
夕方、家に帰ってからは、ご飯、お風呂、寝かしつけなど、すべてをひとりでやらないといけません。なので、できるだけ朝に家事を終わらせるようにしています。 例えば、朝に洗濯と簡単な掃除をします。朝食を作るときには、ついでに夜ご飯の準備として野菜を切っておきます。 カット野菜があれば、さっと炒め物にできますし、ご飯を炊く時間がないときは焼きそばにすることもできるので、気持ちに余裕が生まれます。ポイント② 家電に頼る!
仕事復帰をきっかけに、冷蔵庫と洗濯機を容量が大きいものに買い換えました。仕事が忙しいと、洗濯物をためてしまうことがありますが、大きい洗濯機なら1回で洗えるという安心感があります。冷蔵庫も、大きいサイズならたくさんストックできるので、買い物は週末にまとめ買いをして、平日に行かなくてもすむようにしています。ポイント③ 夫婦で納得できる家事分担を
パパとの家事のシェアについて工夫をしています。例えば、洗濯はその日の量に合わせて洗濯機の設定をするなど、パパにお願いするのは難しいときがあります。お願いをしても、私が思っていることと違うことをされるとイライラしてしまうので、洗濯は私、洗濯物を干すのはパパにお願いしています。私もパパも実家が遠いこともあり、本当に頼れるのはお互い2人なので、日頃から良い関係性でいれるような家事のシェアをしています。これから仕事に復帰するママたちへ
育休中はひとりで家事や育児をしていたので、パパは家事と育児の細かい流れがわからない状態でした。そのため、復帰後に、ひとつずつパパに教えないといけませんでした。バタバタと忙しいときに、細かいポイントをパパに教えるのは、時間もなく、精神的にも余裕がなくなってしまいます。 できれば、育休中から、少しずつパパに家事のポイントなどを共有しておくとよいと思います。ひとりで抱え込まないようにすることがいちばんのポイントですので、そういった準備をしておきましょう。
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