3歳の長男と、1歳の妹を育てています。長男に感情的にキレてしまうことが悩みです。特に、食事や遊んでいるときのマナーなど、しつけに関わるところで怒ってしまいます。はじめは抑えているのですが、言ってもきかないと感情があふれてしまいます。
怒り過ぎる自分を止めたくて、子育て支援センターに行くようにしました。支援センターに行くと、保育士さんや、同じような悩みを抱えるママたちに話を聞いてもらって、気持ちが落ち着きます。でも、家に帰ると、また怒ってしまいます。そうやって、怒ること、相談することを繰り返しています。
心の中では、こういうふうに言ったほうが伝わるとわかっているのに、それができないことがあります。繰り返しキレてしまう自分を、どうコントロールすればいいのでしょうか。
(3歳1か月の男の子と1歳2か月の女の子をもつママより)
「相手は、まだ3年しか生きていないのだから」という感覚も必要
回答:大日向雅美さん 「相手は、まだ3年しか生きていないのだから」という感覚も必要です。 私は30数年生きている、この子はたった3年、その両方の感覚を持ちましょう。
パパは、自分も怒ると子どもの逃げ道がなくなるので、子どもの立場に立ったほうがいいと考えています。でも、甘やかしているようにも思えて、どういうバランスがよいのか悩みます。それに、パパは子どもを楽しませていて、良いところをパパが伸ばしていて、私は悪くしているような気持ちになってしまいます。
パパとママで役割を意図的に替えてみる
回答:大日向雅美さん ときどき、パパとママで、意図的に役割を替えてみてはどうでしょうか。「今日は私に良い役をさせてね、パパは悪い役をやってね」というように、役者になってみましょう。 おそらく、子育て支援センターにいるときは、いろいろな人がいて、その中で癒し合いながら、“やさしいママ”という役を無意識に演じているのだと思います。でも、少し心がほぐれたと思って家に帰ると、観客もいないし、子どもも全然変わっていません。家では、“やさしいママ”という衣装を脱いでしまうわけです。そこで怒ってしまうのは、自然なことですよ。
距離が近いと、気になることが見えすぎる
回答:倉石哲也さん 支援センターで他のママたちと話していると、子どもとの距離が少し遠のいて、気持ちに余裕ができます。でも、家に帰ると、自分と子どもだけで距離が近くなり、気になることがたくさん見えてきます。 例えば、パパが早く帰宅したときには、いつもはママが子どもに食べさせている食事を、パパにやってもらいましょう。ママはそれを見ることで、気持ちに余裕ができるのではないでしょうか。そういった部分を変えていってみてください。
すくすくポイント
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