低出生体重児のとき何に気をつけたらいい?
赤ちゃんが逆子だったので帝王切開をすることになりました。38週には体重が2500gを超えるだろうと言われ出産の日を決めたのですが、実際に生まれたときの体重は2226gで低出生体重児でした。
出産前に用意していたベビー服や肌着はどれも大きすぎました。おむつも、新生児用だと大きすぎて使えず、低出生体重児用のものをネットで購入しました。そんなとき、やっぱり小さいんだなと、あらためて思いました。
1番つらかったのは、産院で他のママと一緒に授乳するときです。授乳の前後で、体重を量って医院に置いてあるノートに書かないといけなくて。自分が出来の悪い母親みたいで、それをノートに残してさらしているみたいで…
産まれる前に、低出生体重児についての知識があれば、もう少し心構えができたのかなと感じます。
(3か月の女の子をもつママ)
赤ちゃんの位置や見るタイミングで推定体重は変わる
回答:加部一彦さん 赤ちゃんの体重は、エコーなどで様子を見て推定します。最近は、以前に比べて正確に推定できるようになっているのですが、赤ちゃんの体重を直接量っているわけではないので、赤ちゃんの位置や見るタイミングで変わることがあります。あくまで推定体重なのです。 赤ちゃんは38週で生まれて成熟しているので問題はないと思います。
低体重で生まれたときに心配することはありますか?
早産か正期産かで状況が違う
回答:加部一彦さん 低体重でも、早産か正期産かで状況が違います。 早産のときは、体の機能が未成熟なことも多く、NICU(新生児集中治療室)などが必要な場合もあります。 正期産だけど低体重の場合は、一般的には生まれた直後に体の中の糖が減ってしまって低血糖になったり、呼吸がうまくできなくて一時的に呼吸を補助するといったことがあります。退院して家に帰るころには、小さくても元気な赤ちゃんで心配がなくなることが多いです。
小さく生まれた赤ちゃんが、かかりやすい病気などありますか?
心配するほどの差はありません
回答:加部一彦さん 小さいと感染症にかかりやすいのではないかと心配されるかもしれません。もちろん出産時の週数や成熟度によりますが、基本的に心配するほどの差はありません。
パパはどう気持ちの準備をしたらよいですか?
夫婦で気持ちを話し合う
回答:安藤朗子さん ママが不安なときには、パパがママの気持ちを受けとめて支えてください。でも、パパもママと同じように不安を感じるのは当然です。夫婦でお互いの気持ちを話し合うことが大切です。 病院によっては、臨床心理士やソーシャルワーカーなどの専門家がいますので、いろんなことを相談してみましょう。つらい気持ちや不安を1人で抱え込まないようにしてください。
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