離乳食をはじめて1か月がたちました。順調に進んでいるのですが、衛生面がすごく気になっています。はじめたのが8月で真夏だったこともあり、食中毒になったり、大人より免疫力が低いので重症化することが心配です。買ってきた食材を新鮮なうちに調理して冷凍保存したり、食器を洗うスポンジやまな板も大人のものとわけたり、いろいろと工夫をしています。
これから、食べるものがどんどん増えてくるので、食物アレルギーが出てくるのではないかと不安になることもあります。
離乳食を安全に進めていくためには、何に気をつけたらいいのでしょう?
(6か月の男の子をもつママより)
衛生面も大事 でも離乳食の意味も考える
回答:太田百合子さん 安全面の徹底に関しては、もう少しリラックスしてもよいと思います。手をきれいに洗う、使う道具を清潔にしておくなど、ふだん、ママやパパの食事のときに気をつけているのと同じようなやり方で十分だと思います。 食中毒で気をつけることは、加熱するときは中までしっかり熱を通すこと、冷凍保存をするときはしっかり粗熱をとってから冷凍庫に入れることです。粗熱によって他の食材まで腐りやすくなることがあるので注意しましょう。また、冷凍でストックしたものは1~2週間で使い切るとよいと思います。 衛生面も大事ですが、離乳食には大事な意味がいろいろあります。おっぱいやミルクだけでは栄養が足りなくなるので離乳食で栄養をとること、味覚を豊かにすること、かむ練習をすること、などです。そういった意味を考えながら離乳食を進めていきましょう。
今後、食材の種類が増えるので、食物アレルギーが心配です。
はじめての食材は1日1品
回答:草川功さん 離乳食をはじめて、まだアレルギー反応が出ていないということですので、徐々に食材を広げていってよいと思います。 このとき、はじめて食べる食材の場合は、どのような調理をしたか、どれだけの量を食べたかなど、記録をとっておくことが大事です。 また、はじめての食材を何品か混ぜ合わせて1度に食べると、アレルギー反応が出たとき、どの食材の影響かがわかりません。新しい食材は1品ずつにしておきましょう。夜ごはんで食べて、その後、夜中などに反応が出ると対応も大変ですので、午前中やお昼に試してみるのがよいと思います。食べた後、何もなければ大丈夫と考えてよいと思います。
例えば、卵などはいつごろから、どうやって食べるのがよいですか?
離乳食をはじめて1か月ぐらいから 固ゆでした黄身を少量から試す
回答:草川功さん 卵はアレルギー反応が出やすいと言われている食材ですね。基本的には、離乳食をはじめて1か月ぐらいからはじめてよいと思います。卵の白身は黄身よりアレルギー反応が出やすいので、固ゆでにした黄身からはじめるのが一般的です。
食物アレルギー以外で気をつけることはありますか?
1歳未満の赤ちゃんには“はちみつ”を与えてはいけない
回答:草川功さん 1歳未満のお子さんには、はちみつを与えないようにしてください。はちみつに含まれるボツリヌス菌によって、重大な病気になることがあります。
すくすくポイント
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