はじめて住む町での育児が不安、頼れる人もいない… どうしたらいい?
長男を出産する直前にパパの転勤が決まり、住み慣れた東北を離れて引っ越しました。
初めて暮らす土地で、初めての子育て。日々心細さを感じています。パパも忙しく、日中は赤ちゃんと2人きりの生活で、ほとんど外に出ません。誰とも話をしない日もあったり、近くに悩みを相談できる人もいなかったり。
ひとりでこなす育児に、不安を感じることもあります。私の微熱が続いたときも、病院に行けず我慢して、なんとかやり過ごしたことがありました。近くに頼れる人がいないと、どうすればいいのかなと…。
ほんとうはパパに頼りたい部分はありますが、毎日仕事で疲れているので、家ではゆっくり過ごしてほしいという気持ちがあります。私自身が専業主婦なので、働いているお母さんに比べたら、自分で家事も育児も頑張らないといけないと思い、なかなか周りの人にも言えません。
(7か月の男の子をもつママより)
育児に専念している人ほど、休む時間とネットワークが必要
回答:笠井靖代さん 少し前に、ワーキング・マザーと専業主婦、どちらが大変かという調査をしました。 その結果、専業主婦のほうが、むしろ大変で精神負担が大きいということがわかりました。 それは、専業主婦がネットワークを作りにくいためです。例えば、保育園にいけば、保育士さんにアドバイスをもらったり、ママ友もいたりします。専業主婦はその保育園と接点がないのです。 自分自身には昼も時間があるから、しっかりしないといけない、頑張らないといけないという気持ちもより強いので、余計に孤立感や孤独感を抱えて、うまくいかないと感じていられる方が多いと思います。 ですので、育児に専念している専業主婦だからこそ、育児を休む時間やネットワークが必要だと考えてください。
子育てのネットワークについて
子育てのネットワークを広げるためには、次の3つのポイントを押さえておきましょう。
<相談先>
まず、子育てで困ったとき、悩んだときの相談先です。
地域の「保健センター」では専門家のアドバイスが受けられます。「助産院」では、育児の悩みだけでなく、ママの体や心の相談にも乗ってくれます。地域で活動している「助産師」なら自宅訪問をしてくれるそうですよ。
<仲間づくりの場>
続いて、仲間づくりの場です。
「地域の子育て広場」「子育てサロン」などでは、子育て中の仲間と知り合うことができます。
<いざという時に頼れるところ>
最後は、ママの体調が悪いときなど、いざという時の相談先です。
家事や育児をサポートしてくれる「産後支援ヘルパー」や「ファミリーサポート」。保育園では「一時預かり」をしているところもありますよ。
ひとりで抱えこまないように
回答:岩佐寛子さん 家族以外にも相談できる場所や人をみつけて、ひとりで抱えこまないようにしてください。
子どもはかわいいけれど母親としての実感はない、みんなはどうなの?
すくすくポイント
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