親はいつまで、どの程度まで介入すべき?
長男のお友だちとのトラブルは随分減りました。長男には「やられてもやり返さない、ガマンをしよう。その代わり、イヤだった気持ちはママに話してすっきり忘れて、ママがイヤだった気持ちは全部もらっちゃうからね」と伝えています。仕事が忙しいこともあり、限られた時間でなるべく子どもと話すように心がけています。そして毎日、保育園でどんなことがあったか聞き出すようにしています。話をする中でトラブルも度々耳にします。まだ解決していないようなら、これまでは先生に対応をお願いしてきました。
でも5歳になった今、どの程度、子どものトラブルに親が介入していいのか悩んでいます。最終的には、母親に話せば何かしてもらえるというのではなく、自分なりに対処ができるようになってほしいという願いがあります。どのように介入していくのがよいか、お聞きしたいです。
(5歳と1歳8か月の男の子をもつママより)
あえて何もしないことで子どもは自立性を獲得する
回答:遠藤利彦さん できるだけ子どもの気持ちを理解しようと、そればかりになると、困っていることを親が先回りして考えてしまうことがあります。 お子さんがどんどん大きくなる時期は、あえて何もしないでいることも、子どもの発達には重要です。ひとりでいる力、自立性を獲得することにもなります。やってあげることばかりではなく、少し離れたところから見守ることも、親の愛情の表し方だと思います。
言いたいことを待つ方が、子どもの気持ちに添える
回答:井桁容子さん 親が何も言わずに、ゆとりのある空気を作っておくと、お子さんから「今日ね、保育園でね」という話が出てきます。それが、いちばん困っていて、親に聞いてほしいことです。本人が言いたいことを待つ方が、お子さんの気持ちに添える。そういうことが、増えるのではないかと思います。
保育士さんにお願いして介入してもらうのは、どの程度までなら大丈夫?
本当に困っている悩みは早めに確認する
回答:井桁容子さん お子さんから話を聞いて、親がびっくりするようなこともあると思います。そういうときは、なるべく早く、保育園の担任の先生に「こんなことがあったと本人は言っているけど、いかがですか?」と確認しましょう。保育園での関係性がどうなのかなどを気にせず、遠慮なく聞いてみましょう。
すくすくポイント
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