キッズスペースなどで、自分が遊んでいるおもちゃを他の子にとられても、泣いたり、怒ったりしません。
自分の気持ちを相手に伝えられていないのかなと思って心配です。
(2歳4か月の女の子をもつママより)
子どもの気持ちを代弁してあげる
回答:渡辺 弥生さん 子どもの社会性は、自然に社会性の細胞みたいなものができて身につくわけではなく、教えてあげないと育ちません。ですから「貸してと言ってみる?」などと声をかけてあげましょう。 また、子どもは自分の気持ちを表現する言葉をまだ持たないので「それって悔しいんじゃない?」「悲しいんじゃない?」など、代弁してあげると、子どもは“これは悲しいってことなんだ”と、だんだん気持ちと言葉がリンクしてきます。そうしていると、自分は悲しいんだよと言えるようになっていきます。 子どもに、こういう気持ちだと思うよと、きちんと伝えてあげる。そのように関わっていくと変わってくると思います。
大人の価値観で決めずに、子どもの表情を見て声をかける
回答:大日向 雅美さん 親が見ていることと、子どもが感じていることは違うことがあります。 親が思う人間関係の視点から「とられてしまった、いじわるされた」と判断しているかもしれません。 2歳4か月だと、まだ所有感がなく、とられた、いじわるされたと思っていないことも多いんです。 その部分を、大人の価値観で決めつけないほうがいい。子どもの表情を見てあげて、悲しそうな顔をしていたら「悲しいのかな」とか「嫌だったのね」と声をかけてあげましょう。 でも、ニコニコしていたら、心配することはありません。
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