パパが協力的になるには?
子どもが6か月を過ぎた頃から、ささいなことで口げんかが増えてきました。元々パパは協力的でしたが、子どもがパパを嫌がるようになり、仕方なくすべての育児を私がひとりで見るようになっていました。
そんなある日、私と子どもが同時に39度の高熱を出してしまいました。でも、パパが帰ってきたのは翌日の昼過ぎです。そこで「離婚する!」と言ってしまいました。
離婚を切り出されて焦ったパパは「そんなに言うなら、丸一日、自分ひとりで育児をしてみせる」と思わず言ったようですが、その一日の経験が、パパの気持ちを大きく変えました。「これが毎日休みなく続くと考えると、すごくしんどいだろうな」と分かったそうです。
それから、パパの提案で、土曜日はパパが育児を担当して、ママの自由時間をつくることになりました。子どももパパを嫌がらなくなりました。週末1日の交代育児で、気持ちに余裕ができ、パパに対する感謝やいたわりの気持ちを、より持てるようになりました。
(1歳1か月の男の子をもつママより)
せっぱ詰まったら時を待たない
回答:大日向 雅美さん 「離婚する」という言葉も、そこに信頼があったことが重要だと思います。その上で「離婚」と言ってしまうほど追い詰められていた。そのことを、時を待たずにしっかり伝えたことがよかったと思います。
「パパ嫌い」は成長のプロセス。そこであきらめないで
回答:大豆生田 啓友さん 子どもは、成長の過程で信頼できる人にはいろんなことを言ってきます。「パパ嫌い」もそのひとつで、育児をしていたからこそ言われたわけです。そこで引いてしまったことは残念でしたね。 その後、丸一日育児をしてみて、ママがどれほど頑張っているか、その一端を気付くことができたのは、すごくよかったケースだと思います。
非協力的なパパへはどうアプローチしたらいい?
人生設計について真剣に話し合う
回答:大日向 雅美さん 今後の人生設計について、真剣に話し合う場を持つべきです。1回2回で解決するほど簡単に人は変わらないので、あきらめずに、常に努力し続けることが必要です。ただ、無理はしないことです。 また、このままでは私の人生がむちゃくちゃになると思うなら、清算するぐらいの決意も必要です。そのためには、ママも一人で生きていけるような力や覚悟が必要です。「母はつよし」というのは、自分と子どもの人生をきちんと守るための強さでもあると思います。
すくすくポイント
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