ワンオペ育児に悩むママたちから「パパの仕事が忙しくて頼れない」「パパが非協力的で頼ろうにも頼れない」という声が多く寄せられています。
・主人と息子は平日朝10分程度しか顔を合わさず、息子が寝てから主人は帰宅。休日もほとんど家にはおらず体調を崩した時は本当に地獄です。
・共働きだけど夫の帰宅は23時前後。そのため保育園へ迎えに行ってから寝かしつけまで自分ひとり。仕事で疲れているときは疲弊とイライラで頭がおかしくなりそう。
・育休中は育児も家事も妻がして当たり前と思っていて、たまの休みは自分だってリフレッシュが必要とゴルフにスノボ、昼までダラダラ寝るなど、育児をしません。この先10数年間も私の独り相撲かと思うと、すごくブルーになります。
・私の指示待ちで自発的にお世話をしようという姿勢がなく、結局ごはんなどの家事もお世話も私になってしまい、平日より週末にどっと疲れている自分がいます。
・離乳食の準備をしているとき、子どもがおなかがすいたと泣き叫んでいても、となりでスマホのゲームをしたり、昼寝をしたりします。そこは気付いて、子どもを見てほしいです。
ママたちの孤独にパパたちは気付いていない
回答:大日向 雅美さん 「パパは平日忙しいから」など、育児をしない言い訳を考えてあげる必要はありません。専業主婦のママも、フルタイムで育児と家事をしています。ママも休む時間が欲しいというのは当然です。 ですから、だらだらとスマホで遊んだり、スノボやゴルフに行ってしまったりするのは「いけません」とはっきりさせる必要があります。 これが実態なのです。現状は全く「イクメン(育児に積極的なパパ)」などと言っていられないということを、しっかりと認識しなくてはいけません。 ママたちがひとりで抱えて遠慮して言えずに孤独になる。そのことにパパたちは、ほんとうに気付いていません。そこに気が付いて「なんとかしないと」と思えたら「会社や上司に掛け合ってみよう」といった行動に移せます。また、会社側も「ノー」と言わない社会になってきています。
ハッキリ言わないとママのつらさは伝わらない
回答:大豆生田 啓友さん ママたちにインタビュー調査をしたときに、全く同じような話を聞きました。 一方で、パパは「そんなにつらかったら言ってくれたらいいのに」と言います。ママからすると「それぐらい言わなくてもわかってほしい」という話になります。 私も自分のことを振り返ってみると「わからなかった」。ですから、ママの大変さをはっきりとパパに伝えましょう。その方が、解決に向かって進んでいけると思います。
すくすくポイント
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