片方ばかり抱っこすることになってしまう。愛情の偏りは大丈夫?
甘えん坊でよく泣く子のほうばかりを抱っこしてしまうことが気がかりです。
泣いたら抱っこ、という感じでどうしても抱っこの回数が偏ってしまいます。もう1人の娘がやきもちをやいたり、今後心に影響が出ないか心配です。
(8か月のふたごの女の子をもつママより)
1人を授乳しているときに、もう1人が泣き始めてしまったとき、すぐに抱っこしてあげられないので心配です。おっぱいあげてミルクあげてとしていると、長いときは30分近く待たせてしまうこともあります。そうすると、待たせていた方が、愛情不足になり将来心身に影響がでないか不安です。
(10か月のふたごの男の子をもつママより)
抱っこも「量より質」が大切
回答:布施 晴美さん 親としてはどちらの子も大切だし、かわいいんですよね。だからこそ、平等にしてあげたいと心配になるのだと思います。でも、抱っこも“量よりも質”が大切です。 「大事だ」「かわいい」という質的なものがあれば、「抱っこする回数や時間」という量的なものは、あまり気にしなくて大丈夫です。 もし、片方の子の方が抱っこが少ないと感じる場合には、もう1人の子が寝ている間などタイミングを見つけて、ギュッと抱っこする時間を作ってあげてください。そういったことで愛情を伝えてあげれば、子どもも「ママは私のこと、大事でかわいいと思ってくれているんだな」と感じることができます。
ふたごであってもそれぞれ個性がある。“平等=全く同じに接する”ではない。
回答:安藤 寿康さん 成長したふたごの方からは、「“平等に”育てて欲しいというのは、“同じように”育てて欲しいというわけじゃない」という話を聞きます。というのも、一卵性双生児であっても、“どっちが強い”“どっちが甘えん坊”など、子どものときからひとりひとり違う個性を持っています。それを無視して全く機械的に同じに接するというのが“平等”なのではありません。それぞれの個性に合わせた愛情表現の仕方を考えていってあげてください。すると、子どもが大人になったときに「ちゃんとわかってたよ」というふうに言ってくれるという話を聞きますよ。
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