1960年代にアメリカのミシガン州で行われた調査、「ペリー就学前プロジェクト」。
この調査は、貧困世帯の3~4歳の子どもたち123人を対象に行われました。
そのうち、およそ半数の子どもたちに、“ある教育”を施し、それが将来にどう影響するかを長期的に調査したものです。
“ある教育”の主な内容は以下の2つ。これらを毎日、繰り返し行ってもらいました。
・子どもたちに遊びを計画してもらい、その遊びを実行してもらう
・さらにその遊びをよりよくするためにどうすればいいか考えてもらう
この教育を受けた子どもたちと、受けなかった子どもたちを比較する追跡調査で明らかな違いがあることがわかりました。
40歳時点での調査結果
教育を受けた人の方が、学力や収入が大幅に上回っていることがわかったのです!
つまり、幼児期に重要なことは、“やりたい”と思える遊びに夢中になり、試行錯誤すること。
そうやって、生み出した自発的な遊びを通して、協調性ややる気、忍耐力などの能力を身につけて、それらが将来、勉強や仕事などに対する意欲を高めることに繋がるのです。
子どもに十分な遊びの時間や環境を整えてあげることは大事なんですね。
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