何かというとつい子どもに口を出してしまう…これは、多くのママが抱えるお悩みです。
今回は、「どこまで口出ししていいの?」「子どもとの距離感がつかめない」などの“口出し”に関するギモンに答えます。
専門家: 井桁 容子(東京家政大学ナースリールーム 主任保育士) 汐見 稔幸(白梅学園大学学長 教育学)
今回のテーマについて
▼言い過ぎに気づけていることが大きな一歩
一生懸命過ぎて、言い過ぎていることに気づけていない親のほうが実は多いです。私も親子を見ていて、「今は言わないほうが良いかもしれないですよ」と止めたりすることがよくあります。
「言い過ぎちゃっているかな」と感じているママたちは、気づけていることに自信を持ってください。
(井桁 容子さん)
▼今の時代に合った、ラクで楽しい子育ての方法を模索する
昔と違い今の世の中は、子どもに「外で遊んでおいで」と自由に遊ばせることができない時代です。そのため、親が家の中でずっと子どもを見なくてはいけません。これは、「子どもがちゃんと育つかどうかは、親の姿勢しだい」と言われているようなものです。結果として、親は子どもに「こうしなさい」「それはダメよ」などと言いたくなってしまいます。そしてそれをやり過ぎると、今度は過干渉だと言われてしまう。親からすると、「いったいどうすればいいの」という気持ちになってしまいますよね。
言い過ぎの場合は反省も必要かもしれませんが、それよりも、こういう時代にラクで楽しく子育てできる方法は何か考えていくことが大切です。
(汐見 稔幸さん)
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