「ケガをしたとき」「歯ぎしりする時がある」「便秘時の受診のタイミング」「湿しんやかゆみがあるとき」「熱性けいれんの対処法」など、子どもの体の心配ごとについて、どこに相談したらいいのでしょうか?
「ふだんの心配ごと」と「緊急のとき」で相談先が変わります
回答:日沼千尋さん 子どもの相談先については、さまざまな場所があります。 「発達が遅いのでは?」「あまりごはんを食べてくれない」「アレルギーかしら?」など、ふだんの生活で心配な体の症状は、小児科・保健所・保健センター、地域の相談窓口などに。また、病気やけがなどパパママが「緊急ではないか」だと感じたときは、日中なら小児科、夜間や休日の場合は当番病院、または「#8000」に相談しましょう。 特に、「受診するかどうか」の判断に迷った場合は「#8000(小児救急電話相談事業)」を活用してみてください。「#8000」番に電話をかけると医師や看護師など看護職が電話口で「緊急度の判断」「症状に応じた対処のしかた」「受診先」の相談にのってくれます。自治体によっては、独自の緊急の相談窓口をもっている場合があり、ホームページ等で告知している場合もあります。 ただし、電話やホームページの相談先は、あくまで受診をするときの「判断」であり、「診断」ではありません。心配な場合は病院へ行きましょう。また、明らかに緊急性が高い場合については救急車を呼びましょう。
緊急時に備えてふだんから予習を
回答:梅原実さん 受診の目安に困ったときは、日本小児科学会が監修している「こどもの救急」というホームページも参考になります。熱・腹痛・吐き気など、その時の症状から「家で様子をみる」や「急いで受診する」など、受診を判断する目安になるチェックリストがあります。 緊急時は冷静さを欠いてしまうこともあるので、ふだんからこうした情報をみて予習しておくといいでしょう。 こどもの救急(監修 日本小児科学会)
PR