東日本大震災で被災し、長い避難生活をおくっていた南三陸町のママたちに、何が必要だったのか聞きました。
●とにかく寒くて、体育館のカーテンを毛布代わりにしたことも。(小林好美さん)
●おんぶひも・抱っこひもを持たずにベビーカーで避難したため、避難所で思うように動けず、手伝いなどができなかったことを後悔!(渡邊真里さん)
●水と火の大切さを実感! 飲み水だけでなく、洗面や手洗いなどの水も必要だし、火は電気がないので暖を取ったり、水をわかすのにも重要でした。(高橋志保さん)
【水】生活用水は地域の情報収集を/【食料】冷蔵庫の食料でも数日は大丈夫
回答:あんどうりすさん 【水の備蓄】 生活用水は地域の情報収集を ライフラインが止まって一番困るのが水です。国では1週間分の水を備蓄することを推奨していますが、少なくとも3日分は備蓄をしておきたいものです。また飲み水はなんとかストックできても、生活用水までは困難なことが多いものです。身の周りの災害時の給水所や、池や川、井戸水のある場所などを調べておくことが大切です。自治体によってはホームページ上で災害時の給水マップを公開しているところもあるので、確認しておきましょう。 【食料の備蓄】冷蔵庫の食料でも数日は大丈夫 食料の備蓄は3日~1週間分が必要とされていますが、防災用の特別なものをそんなにたくさん備蓄しておくのは大変です。冷蔵庫が倒れていなければ、中のものがそのまま活用できるので、数日は過ごすことができるでしょう。 《その他に用意しておくと良いもの》 ・ミルク1缶 ・小麦粉&かたくり粉 ・冷凍庫に氷(飲み水を凍らせる) ・カセットコンロ&ボンベ 緊急時は母乳が止まってしまうことがあります。ミルクを一缶用意しておくとそんなときにも対応できます。小麦粉やかたくり粉などのいつも家にある「粉もの」をうまく使うと、離乳食時期の子どもにも役立ちます。また冷凍庫には飲料水を凍らせておくようにしましょう。電気が止まったときに食材の保冷に使えるし、溶けたら水として飲むこともできます。
【水】 飲むだけではない水の効果/【食料】 小さくて栄養価の高いものを用意
回答:倉石哲也さん 【水の備蓄】 飲むだけではない水の効果 水は、飲み水としても必要ですが、赤ちゃんの場合には、くちびるを水で湿らせてあげたり、ハンカチを濡らして顔などを拭いてあげるだけでいい刺激になり、気分を変えてあげることができます。子どもにとって、飲むだけではない水の効果もふだんから少しイメージしておくと、いざというときに役立つと思います。 【食料の備蓄】 小さくて栄養価の高いものを用意 災害などで緊張しているとき、人はあまり空腹を感じないものです。量を気にするよりも、むしろチョコレートのように小さくて栄養価の高いものをいつもバッグに入れておくといいでしょう。甘いものは気持ちも落ち着きます。いつも食べなれている味だとさらにいいですね。
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