子育てに信念をもつべき?
2人目が生まれてから上の子が落ち着きがありません。「ダメ」スイッチが抑えられず自己嫌悪になったり、しつけがきちんとしている他のママと比較して不安になったりと、とにかく心が揺らぐ毎日です。ブレずに子育てをするには何か信念をもったほうがいいのでしょうか?
子育てに正解はないけれど、“我が家の原則”はもって
回答:汐見稔幸さん 子育てに「正解」はありませんが、うちではここを大切にしているという「原則」はもって欲しいと思います。たとえば我が家の原則は、「子育ては子離れの練習」だということ。おっぱいをあげていた子どもが自分で食べるようになり、ひとりで歩けるようになるのが子離れで、しっかりと子離れするために子どもが出来るだけ自分で考え、判断できるようにしようというのがうちの原則です。そうした原則をひとつかふたつ持っていると、拠り所に出来ると思います。
子育ての大変さを客観視できる「困ったちゃんノート」
回答:大日向雅美さん 以前、「困ったちゃんノート」というものを作ったことがあります。これは子どもの困った行動を、子どもの気持ちになって書き留めるノートで、たとえば子どもがテーブルに乗って困るという場合、「高いところに乗るといろんなものが見えて楽しい」と書いてみます。子どもの気持ちを想像することで、子育ての大変さを少し客観的に見ることが出来るので、一度やってみるといいかもしれません。また、子育てを自分ひとりで抱えていると、「私の基準がまちがっていたら?」と不安になることもあるので、子育てはなるべく大勢の人と話をしたり、協力をしたりしながらやっていけるといいですね。
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