息子の元気がありすぎて、困ってしまうときがあります。
外出のとき、私の手をふりほどいて1人で走って行ってしまうのです。横断歩道や、ショッピングモールでも1人で猛ダッシュしてしまいます。
毎回しっかりと注意はしているのですが、なかなか聞く耳を持ってくれません。
何かあったときにはもう遅いので、危険であることを一番心配しています。人の邪魔にもなりますし、危険を回避できるような手段はないでしょうか。
パパに対しては、私よりもおとなしくしていますし、幼稚園でもきちんと生活できているようです。
(3歳8か月の男の子をもつママより)
危険はしっかりと教え、時には子どものペースを見守る
回答:遠藤 利彦さん 命に関わったり、大きなケガにつながりそうなことは、強い感情を持ってハッキリと子どもに言うことは大切なことです。 これは、子どもに手をあげるという意味では全くありません。 「これは絶対ダメだ」ということを、表情や声の調子を変えて、子どもにハッキリと感情を伝えましょう。 しかし、ショッピングモールなど、命にかかわるような危険な場所ではない場合は、時として、すぐに追いかけずに子どもをじっと見守ってみるといいと思います。 すると子どもは、「何も注意されないな」と振り返るでしょう。 この“振り返る”という機会を体験させてあげることが大切です。 いつも親が後ろをついていってしまうと、子どもはそれを当たり前だと思ってしまいます。 「ママは離れていても見ていてくれて、何かあったら守ってくれる」といった見通しが子どもの中にしっかりと成り立っていくと、そこまで子どもが危険を冒さずに、安心感にひたって遊べるようになっていくでしょう。 本当に危ないときは強い感情で伝え、そうではないときは、子どものペースに任せて見守っていくことも大切です。
回答:大日向 雅美さん 今スタジオにお子さんがいらっしゃいますが、VTRで見た様子と、スタジオにいる様子は別人のようです。 どこで走り回ってよくて、どこはダメなのか、わかっているのだと思います。 パパの言うことは聞くということですから、パパが「ママとショッピングモールに行ったときに、走り回っちゃダメだよ。 ちゃんとできたか帰ってきたらママに聞くよ。」などのように言ってみてください。 子どもは分かってくれるでしょう。 ママが一生懸命追いかけてくれるので、楽しさが倍増しているのかもしれません。 いつも怒られていると、子どもは言うことを聞きません。 普段は優しい人が「ここぞ」というときに怒るからこそ効き目があります。
すくすくポイント
しつけに効く!伝え方のアイデア
PR