3歳8か月になるお姉ちゃんは、トイレでうんちもおしっこもできません。
以前はおまるを使っていたのですが、下の子が生まれると、イヤイヤが始まり、パンツをはかせようとしても大泣きしてしまいます。
それでも、幼稚園に行くときだけは、パンツをはかせています。でも、幼稚園の先生に聞いたところ、トイレには行くけど、おしっこ・うんちも何も出ないそうです。
おうちに帰るまで、幼稚園では我慢しているみたいなのです。
また、おばあちゃんからも「まだオムツはずれてないの?」と言われることもあり、プレッシャーを感じています。
トイレでできていなくても、パンツにするべきなのでしょうか?
(3歳8か月、2歳3か月の女の子をもつママより)
まずは、子どものできることを認めて、安心させてあげる
回答:井桁 容子さん お子さんは、機能的にはトイレができるのに、気持ち的にトイレをしたくないとなっているようです。 これは下の子が生まれたことがきっかけになっていますね。 下の子が生まれることによって、今までは、自分のペースに合わせてくれていた大人たちが、これからはいろんなことを「1人でできるように頑張れ」と言われているように感じ、それに抵抗しているのです。 「1人でできるようになったら、自分を見てくれないのではないか」「自分にも手間をかけてほしいな」という思いが、できることをやらないという形で表れているのだと思います。 これは、赤ちゃん返りのひとつで、排泄の自立の際によくあることです。 お子さんはトイレができないわけではありません。 まずは、「全部頑張らなくても大丈夫」「できないことはママが助けるよ」と、できていることを認めて、お姉ちゃんを安心させてあげましょう。 そうすることで、気持ちが落ち着き、もともとできるはずのトイレをやってくれるようになると思います。 また、周囲の人は、子どもを傷つけないように待ってあげることも必要です。 心が傷つき、ぼうこう炎になるほどトイレを我慢してしまった子もいます。 もし周囲の人が何かを言うようだったら、「機能的にはできているけど、気持ちが追い付いてないみたい。そっとしておいてほしい」と伝えるようにしましょう。
子どもの緊張や不安をしっかり受け止める
回答:坂上 裕子さん お子さんにとって、幼稚園に入園することはとても緊張することです。 その上、新しい環境で慣れないこともたくさんあるため、ある程度の不安も感じます。 とくに、繊細なお子さんの場合、そんな環境の中で、先生に「トイレに行きたい」と伝えることは、とても勇気のいることです。 幼稚園の生活に慣れるまでは、家の中で、お子さんの緊張や不安をしっかり受け止めてあげましょう。 受け止めることが、排泄を乗り越えることにもつながるのではないかと思います。
トイレを我慢して帰ってきたときの声かけのコツはありますか?
親側からは話題に出さなくていい
回答:坂上 裕子さん 子どもから言ってこない限り、親側から話題にして、トイレの話に焦点を当てなくていいと思います。 子どもから話してきたときに、共感してあげるようにしましょう。
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