息子に「おもちゃ片づけようね」と言うと、おもちゃを片づけてくれるので、ことばは理解できているようなのですが、なかなか発語にはいたりません。
ことばを発することができるように、日常生活の中でできることをやってあげたいと思っています。「赤ちゃんことばを使うのはどうなんだろう?」と思っているのですが、子どもに語りかけるとき、赤ちゃんことばは多用した方がいいのでしょうか?
(1歳6か月の男の子をもつママより)
心のままに話しかければ大丈夫
回答:中川 信子さん 赤ちゃんことばには、「ぱぴぷぺぽ」「ばびぶべぼ」「まみむめも」という赤ちゃんが発音しやすい音が使われています。なぜなら、赤ちゃんが言いやすいようにと、ぱ行、ば行、ま行を使って、大人の言葉を変えていったものだからです。そうすることで、赤ちゃんは、お母さんのことばを聞き取りやすく、マネしやすくなるのです。 しかし、ことばは、家庭の文化です。普段使う言葉を無理に変えてまで、赤ちゃんことばを使う必要はありません。また同じように、無理に使わない必要もありません。 子どもが成長するにつれて、自然に子どもに対して使うことばも変わります。小学生に対して、赤ちゃんことばは使わないですよね。 心のままに話しかけてあげれば大丈夫です。
回答:針生 悦子さん 赤ちゃんことばを無理に使う、使わないよりは、お子さんと楽しくやりとりしてください。 語りかけにおいて大事なことは、赤ちゃんがお母さんの言っていることを理解してくれているかということです。 子どもは3歳になるまでに、およそ600~1000ぐらいのことばを話せるようになります。そのうち、大人が赤ちゃんことばに変換できるのは、20~30個程度です。 赤ちゃんことばにできないことばは、大人と同じことばを使っているはずです。 「赤ちゃんことばを多用するほうがいいのか…」と、そこまで気にしなくてもいいと思います。
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