誤飲に関するヒヤリ・ハットは?
※誤飲は、寝返りができる5か月ごろから始まります。ピークは、手に取ったものは何でも口に入れる7か月から10か月ごろまで。1歳半ごろまではよく起こります。
ママの体験談(1)
現在2歳になる娘は、1歳2か月のころにたばこを誤飲しました。
突然いつもとは違う娘の鳴き声がして、かけよってみると、たばこが娘の近くに落ちていて、かじった形跡がありました。
あわてて口の中の葉っぱを取り除いて、急いで病院に連れて行きました。
そのとき、水を飲ませてしまったのですが、あとから調べると、たばこの誤飲のときは、水を飲ませてはいけないことを知りました。今後は気を付けようと思いました。
ママの体験談(2)
うちの子どもは、8歳、5歳、10か月になる娘の3姉妹です。
お姉ちゃんが宿題に夢中になっていると、消しゴムのカスや鉛筆の折れた芯、消しゴムが丸ごと落ちていることがあります。それを10か月になる末娘が手に取って口に入れようとしているのを見ると、ヒヤッとします。
お姉ちゃんにも言い聞かせて、日々気を付けてはいるのですが、夕飯の支度のときや、真ん中の子を見ているときなど、どうしても難しいときがあります。
回答:山中 龍宏さん ■対策 最大開口直径という、口を最大に開けたときの直径があります。3歳の子の場合、その直径は39mmです。これより小さいものは子どもの口に入るため、誤飲の可能性があると思ってください。 おおよそ、大人の親指とひとさし指で作った丸の大きさのものは、子どもの口に入ると思った方が良いです。 7~10か月の間の子どもは、ほとんど何でも口に入れてしまいます。 小さい子は口に入れても少量なため、危険性はほとんどありませんが、以下のものは、口に入れるととても危険です。これらをしっかり覚えておきましょう。 <口に入れると危険なもの> ・ボタン電池 ・強酸性、強アルカリ性製品(漂白剤、カビ取り剤、トイレの洗剤など) ・石油製品(灯油、マニキュア、除光液など) ■たばこの誤飲について たばこを誤飲してしまったときは、吐かせたり、かき出したりして、体の中に入れないようにしてください。心配であれば医療機関を受診しましょう。受診の際は、「何を」「どのくらい」飲んでしまったのか、きちんと医師に伝えてください。 たばこの誤飲は、昔は危険だと言われていましたが、最近では、「子どもが飲むのは少量である」「たばこの葉には吐かせる作用がある」ということから、危険度は高くないと言われています。 しかし、誤飲の問い合わせで一番多いのはたばこです。 カバンに閉まっていても、子どもは気が付かないうちに、カバンを開けられるようになっています。保管場所には注意しましょう。
すくすくポイント
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