夏の暑さがすぎると、いよいよ秋。お散歩や外遊びがきもちいいですね。
公園に街に、足もとから空にまで、自然の美しさあふれるこの季節をもっと楽しくしてくれる、秋のしぜんにふれる絵本をご紹介します。
お月見しながらセンチメンタルになるカメさん
作・絵:いちかわなつこ
出版社:ぽるぷ出版
森のカメがお月見へ出かけます。ハリネズミやフクロウに会いながら辿り着いたお月見場。遠い砂漠を想って月を眺めるシーンは神秘的で吸い込まれそう。美しい秋の夜空をながめたくなる絵本です。
木の実のゆびわ、葉っぱのお風呂・・・絵本そのまま再現したい!
作・絵:なかやみわ
出版社:学研
どんぐりえんで開かれる「おみせやさんまつり」。葉っぱや木の実のアクセサリー、イチョウの葉のバス、もみじの葉の温泉・・・ 秋の「きれい」と「楽しい」が1冊にたっぷりと詰まっています。
ガチャガチャ、チッチッ・・・ これみんな虫のなき声
『なく虫ずかん』
作:大野正男
絵:松岡達英
出版社:福音館書店
ユニークな文字で表現されたグラフィカルな虫のなき声ページと、写実的で美しい虫の絵ページで構成されています。絵本を片手にぜひお子さんと、虫の音楽に耳をすましてみてください。
秋の葉っぱと木の実を並べて完成したのは?
『ばけばけはっぱ』
作:藤本ともひこ
出版社:ハッピーオウル社
いろんなかたち、いろんな色の葉っぱや木の実で「落ち葉遊び」。本の中のふかふか落ち葉に隠れている、いきものを探してみましょう。実際に公園などで、「ばけばけはっぱ」を楽しむのもいいですね。
子どものころ、絵本に出てくるどんぐりだんごを母がつくってくれました。私は材料調達係。
どんぐりを集めながら踏んだ葉っぱの音、おだんごの香り、今でも覚えているものです。絵本を閉じたらぜひ外へ。秋の思い出をたくさんつくってくださいね。
この本を選んだ人
地域文庫で活動する絵本好きな母のもとに育ち、サラ・ミッダの絵本『おとなになること』にあこがれて美大へ進学。イラストレーター&ライターをしながら、自身の出産後は日々子どもとの絵本読み、絵本作りを楽しんでいる。
たくさんの絵本に親しんだ経験から、心に響く作品をセレクトして紹介します!
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