2歳11か月の男の子の場合
<なにもかもイヤ!>
ママが妹のお世話ばかりでかまってもらえないときのイヤイヤ。
ずっとイヤイヤして、「抱っこして」と最後に本音が出ました。
⇒そのときのママの対応
自分の気持ちに余裕があるときは、息子が好きなキャラクターの声まねをしたりして、気を紛らわせています。でも、外出先など、気持ちに余裕がないときは、イヤイヤしている息子を引きずって家に連れて帰ることがあります。
⇒そんなママの悩みは?
イヤイヤ期に厳しく対応することで、将来的に何か影響がでないか心配です。
場合によっては厳しい対応も必要
回答:坂上 裕子さん 子どものイヤイヤは、「ここまでやったらお母さんが止めてくれるだろう」と、親を信頼しているからできる行動です。 そして、しつけは、自分を守るため、また、他人を守るためにあります。 自分も他人も傷つけてはいけません。このことをしっかり伝えることが大切です。 そのことを伝えないと、子どもは、「いつになったら止めてくれるのかな」と、お母さんが止めてくれるまで行動を続けたりします。 大人でも、「何でもやっていいよ」と言われると、制限がないことが不安になって動けないことがありますよね。 子どものイヤイヤ期も、場合によっては、その行動が自分を傷つける、他人を傷つけることにつながることもあります。そのようなときは厳しく伝えて、行動をやめさせることも必要です。
厳しくしすぎた場合はフォローが必要
回答:大豆生田 啓友さん 子どもは、お母さんが妹の世話をしないといけないことをよくわかっています。でも、自分もお母さんにかまってほしいから、イヤイヤ言ってしまう。心が葛藤している中で、「抱っこして」という言葉が出てきたということは、子どもが自分の気持ちと折り合える方法を探そうとしているのだと思います。 子どもはお母さんの気持ちをわかっているため、厳しいときがあってもわかってくれていますよ。 そうは言っても、厳しくしすぎたなと思ったら、フォローしてあげることが大事です。 例えば、赤ちゃんのお世話はいったんお父さんに任せて、その間、お兄ちゃんと過ごすようにするというように、時間をつくってあげるといいと思います。
イヤイヤの対応としての“共感”はどこまでしてあげればいいの?
すくすくポイント
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