「イヤイヤ期」「第1次反抗期」とも言われる「魔の2歳児」の子育て。きつく叱りすぎて後悔したり、甘やかしすぎることを心配したりと、親の方も悩みは尽きません。
今回はこれまでの「すくすく子育て」でご紹介した、イヤイヤ期の叱り方、子どもの心を落ち着かせる”ひと工夫”をまとめてご紹介します。
成長過程で誰もが通る道とは分かっていても、毎日イヤイヤが続いて疲れ果てているママさんたち!少し肩の力を抜いて、イヤイヤ期を楽しく乗り越えるヒントにしてみてくださいね。
「イヤイヤ期」の子どもとのコミュニケーションのポイント
その時に応じて、いろいろな関わり方をしても大丈夫。
2〜3歳頃のイヤイヤ期は、誰もが必ず通過するものです。今は大変だと思いますが、そのうち必ず終わります。この時期を経て、子どもは大きく成長するので、しっかり向き合ってください。 子どもが危ないことをしたりわがままを言ったりした時は、「必ずこうしなければいけない」ということはありません。「ダメよ」とビシッと言う時もあれば、許す時もありと、いろいろな関わり方のレパートリーを持っていると気が楽になりますよ。 (専門家:小崎恭弘さん)
本格的なしつけは、「やってはいけないこと」がわかる4歳頃から
2~3歳頃までは、まだ「なぜそういうことをしてはいけないか」がわかりません。 4歳くらいになると、人からどう見られているかが気になり、「こんなことをしては恥ずかしい」「これはいけないことだ」ということがわかってきます。その頃からは本格的に「こういうことをしてはダメ」と教えてください。 それまでのしつけは準備期間のようなもの。あせらなくても大丈夫です。 (専門家:汐見稔幸さん)
気持ちを受け止めてもらうことで、正しい要求の仕方を覚えます
子どもを甘やかすとワガママになるというわけではありません。自分の要求をきちんと受け入れてもらえると、子どもは安心感をもち、徐々に要求の仕方を覚えていきます。 ところが、全く受け入れてもらえないと、キレて過剰に要求するか、諦めて要求を出さなくなるかのどちらかになってしまいます。大人でも同じですよね。頭ごなしに「ダメ」というだけでなく、気持ちを受け止めてあげることが大事です。 (専門家:大日向雅美さん)
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この叱り方でいいの?
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