息子が皮膚科で「あせも」と診断されました。こまめにケアをするようにしていますが、少しよくなってはまた赤くなることを繰り返しています。子ども本人もかゆいようで、私やパパの服などに患部をこすりつけています。どうすれば「あせも」を繰り返さずに早く治せるのでしょうか。
(9か月の男の子をもつママとパパより)
ケアを続けつつ、環境を見直してみましょう。
回答:馬場 直子さん 今回の場合は、「あせも」をきっかけに湿疹になっている状態です。下記の方法でケアしてみてください。 「あせも」は湿疹の軽いものと考えてかまいません。「あせも」と湿疹は同じケアの方法で大丈夫です。 ■ケアの方法 (1)汗を出来るだけ早く洗い流し、拭く (2)炎症をおこしていれば、薬を塗る ※拭くときや薬を塗るときは、なるべくこすらないように注意しましょう。 <「あせも」を何度も繰り返す場合> 何度も繰り返す場合は、環境を見直す必要があるかもしれません。 下記のような点を、見直してみましょう。 ・部屋の温度や湿度が高すぎないか ・衣類や寝具が暑過ぎないか ・風通しが悪くないか
■「あせも」とは?
汗が出口付近で詰まったり、一度にたくさん出ようとして皮膚の中であふれ、肌がぶつぶつになった状態です。炎症を起こして赤くなると、かゆみや痛みを伴います。
<「あせも」の種類>
「白あせも」・・・一番軽い「あせも」で、放っておけば治ります。
「赤あせも」・・・かゆみを伴い、かくと広がります。
そして、ぶつぶつがつながって、湿疹になります。
※湿疹には様々な原因があり、「あせも」は原因の1つです。
<湿疹がひどくなった場合の症状>
「とびひ」・・・湿疹になったところは、夏は特に細菌が感染しやすく、「とびひ」になることがあります。
※「とびひ」の原因は必ずしも「あせも」ではありません。
「あせものより」・・・「とびひ」からさらに細菌の感染が奥深くまで進んだ状態です。うみを持ち、熱が出ます。「あせも」がひどくなると、このようになることもあります。
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