理想の母親像はありますか?
「感情的にならずに」「子どもの気持ちになって」と思っていても、つい声を荒げてしまい、落ち込んでしまうこともありますよね。
自分で自分を追いつめてしまうママも多いそうです。
そんな「いい母になれない」と悩むママたちに、専門家がおすすめする「自分を認める方法」についてご紹介します。
自分を認める方法
日常の子どもとの場面(食事のシーンなどを約30分)を、録音・録画し、自分の行動を見返してください。
実際に自分がどんな言葉を発しているのかを確かめてみるという方法です。
そうすることで、客観的に自分を知ることができます。
<録画の例>
今回は、忙しい食事どきの様子を録画しました。
録画した映像で行動を見返してみると、ママは次から次に子どもへの指示の声かけをしていました。
しかし一方で、子どもに何かを運んでもらったときは、「ありがとう」、ごはんをきれいに食べられたら、「上手に食べられたね」などと、子どもの気持ちに寄り添う言葉もありました。
▽昼食時の30分間に子どもにかけた言葉の数
撮影した映像の中でママは子どもに、以下の3種類の声かけをしていました。
「禁止」の言葉・・・11回
「指示」の言葉・・・9回
「尊重」の言葉・・・4回
専門家によると、好ましくない言葉がけの回数は少ないとのこと。
以下の言葉は、子どもへの声かけの際に、好ましくない言葉なのだそうです。
「否定」・・・いい加減にしなさい
「指示」・・・~しなさい
「禁止」・・・~しちゃダメ
「上記の言葉は、子どものしつけの中ではあまり必要のない言葉とされています。逆に必要とされる言葉は、「そうなんだね」、「わかったよ」「いいよ」などの「尊重」の言葉です。」 長谷川 博一(こころぎふ臨床心理センター所長)
今回録画してみたママは、「自分では『いつも怒ってばかりいる』と思っていても、こうして見返してみると意外な自分を発見することができました。」と、少し自信がついたようです。
客観視することは、自分を認めるための第1歩になります。自分の子育てに自信が持てない、というママは一度試してみてはいかがでしょうか?
PR