習いごとの費用は家計の何%が目安?
現在、子どもにはベビースイミングと幼児向け通信教育の2つを習わせており、月々の習いごとの支出は約7,000円です。今後はピアノや英語を習わせたいと考えていますが、習いごとを増やすと家計への負担が多くなってしまうことが心配です。習いごとは、家計費の何%までを充てていいのでしょうか。
(1歳4か月の男の子をもつママより)
将来を見据え、修正しながら考える
回答:内藤 眞弓さん 収入や生活ぶりは各家庭それぞれで異なるため、「○%までなら教育費に充てていい」と断言することは難しいと思います。収入の中から、税金と社会保険料をひいたお金でやりくりしていくことが必要です。そこから生きるために必要なお金を差し引き、残ったお金の中から教育費をやりくりするわけですが、今だけではなく、将来のための貯蓄にもまわさないといけません。 習いごとにあてられる費用を考える際は、子どもの成長に伴って生活費が増える、収入が右肩上がりとは限らないなど、予測できる変化について考えながら、少しずつ修正するといいと思います。 子育て世帯のお金の使い方に関しては、「我が家の実力を知ること」がポイントになります。その上で、「想定外を考え予測運転をすること」が大切ですね。
習いごとはいろいろさせるべき?
「3歳くらいまでに習いごとをさせると、その後の発育が変わってくるのではないか」と考えるママが多いと思いますが、小さいうちから習いごとはさせるべきなのでしょうか?
やりたい気持ちがなければ成果は上がらない
回答:汐見 稔幸さん お金に余裕があって、いろんな習い事をさせられる状況でも、習い事の成果がそのみかえりとして帰ってくるかというと、そんなに単純なものでもありません。 小さい子どもに習いごとをさせても、自分が「これをやってみたい」、「できるようになりたい」という気持ちが豊かにない限り、成果は上がらないということもわかってきました。 興味がないものを無理にさせても、「強制された」という感覚が残り、大きくなったときにやりたくなくなったり、人格的にも意欲がなくなってしまう可能性があります。 子どもが「やりたいこと」の中で、最も喜ぶのは遊びです。そのため、いろいろな遊びを子どもにさせてみて、「これが大好きだ」と思うものに関しては、思い切り挑戦させてあげましょう。 そういった土台があった上で、適した習いごとをさせてあげると、より能力を伸ばすことができると思います。
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