「いつもとちょっと違う・・・」で盛り上げる!
子どもは食欲旺盛な日もあれば、ほとんど食が進まない日もあります。子どもが思うように食べてくれないときは、いつもと違う演出をすることがおすすめです。
例えば、外で食べたり、いつもと違う部屋で食べたりするなど「環境」を変えてみましょう。また、普段の料理にピックをさす、手巻き寿司にするなど「食べ方」を変えるのもいいですね。
講師: コウケンテツ(料理研究家) 2人の子どものパパとして、子どもの食事に悩んだ経験をもつコウケンテツさん。 今回は子どもの食が進む工夫や、親子で楽しめるレシピを紹介します。
にぎやか!そぼろ丼
「食べ方」を変えてみるメニューに挑戦!
野菜炒めとそぼろを自分で盛り付けて、簡単どんぶりを作ってみましょう。
あえて、作った具を別々に並べることで、いつもと違う「食べ方」をすることができます。
<材料>2人分
▼野菜炒め用
・キャベツ 2枚
・もやし 100g
・玉ねぎ 1/2個
・にんじんの輪切り 4枚
・塩 少々
・サラダ油 大さじ1
・削り節 5g(約1袋)
〔下準備〕
キャベツ:あらかじめ食べやすい大きさにちぎる。
にんじん:塩少々を加えた水で、柔らかく茹でる。
▼そぼろ用
・鶏ひき肉 250g
・しょうゆ 大さじ2
・砂糖 大さじ2
・酒 大さじ1
<【野菜炒め】のつくり方>
(1)玉ねぎを薄切りにする。
玉ねぎは、後ろから前へ押すように切りましょう。
〔POINT!〕
子どもが玉ねぎを切るときは、「水中メガネ」が欠かせません!
子どもは、目の位置とテーブルの位置が近いので、メガネをかけることをおすすめします。
(2)野菜を炒める。
まずは、玉ねぎを弱めの中火でじっくり炒めます。焦がさないようフライパンを返しつつ、全体がしんなりするまで炒めたら、他の野菜を加えましょう。
〔POINT!〕
しっかり火が通って野菜がくたっとしていたほうが、甘みがでやすく、子どもが食べやすいですよ。
(3)野菜に味付けをする。
野菜がしんなりしてきたら、火を止めて塩少々で味付けをします。
仕上げに、子どもが大好きな削り節を加えたら野菜炒めの完成です。
<【そぼろ】のつくり方>
(1)フライパンにひき肉と調味料を入れてから、火にかける。
〔POINT!〕
子どもが一番やけどをしやすいのは、調味料をフライパンの中に入れるときに、手がフライパンに当たってしまうことです。
そぼろのように、材料と調味料を入れてから火にかける場合は、やけどの心配も少ないので、親子クッキングにはおすすめです。
(2)そぼろの材料を炒める。
菜箸を3、4本使って、焦がさないように、そぼろ状になるまで絶えず混ぜていきます。
肉の色が変わってきたら、そぼろの出来上がりです。
火を使っている間は、子どもから目を離さないようにしてください。
食べるときは、子ども自身で、温かいご飯の上に野菜炒めとそぼろを盛り付けてみましょう。
これで完成です。
一皿で栄養たっぷりです。ぜひ試してみてください。
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