便秘・口内炎のとき
便秘や口内炎など、日常の生活でよく起こる症状でも子どもは食欲をなくしがちです。子どもが食べやすいように味にも工夫をして、さらに症状の改善に役立つメニューを選びましょう。
講師:内野美恵(東京家政大学 管理栄養士) 子どもの具合が悪いとき、どんなものを食べさせたらいいか悩みますよね。つらい症状を軽くして、回復を早めるメニューを紹介します。
便秘のとき 【カレー風味のきんぴら】
回数が少なくても、定期的に便が出ているなら問題ありません。食欲が落ちるといった症状がある場合には食物繊維の多い食品をとりましょう。またでんぷんの不足でも便秘になることがあります。ごはんやいも類などのでんぷんが多い食材を十分にとりましょう。
【材料】
にんじん 中1/2本、れんこん 150g、まいたけ 1/2パック、油 大さじ1、めんつゆ 大さじ1、カレー粉 小さじ1
【作り方】
(1)油を熱したフライパンに、短冊切りのにんじんを入れてさっと炒め、皮をむいて5ミリくらいの厚さの半月切りにしたれんこんと、ほぐしたまいたけを加える。
(2)フタをして3分、蒸し焼きにする。
(3)めんつゆをからめ、カレー粉を加える。最後に強火にして煎り焼きにする。
※カレーの風味とまいたけの旨みで食欲アップ! 便秘のときは油をとることも大切です。
口内炎のとき 【なめらかプリン】
口の中が痛い口内炎は、おなかがすいていても食べたり飲んだりするのがつらくなります。痛いところを刺激せず、やわらかくてとろみのあるもの、そして少量でも栄養価が高いメニューを選びましょう。
【材料】
卵 2個、砂糖 大さじ2、牛乳 カップ1と1/4(250ml)、バニラエッセンス 少量
【作り方】
(1)卵に砂糖を加えてよく混ぜる。
(2)砂糖が溶けたら牛乳とバニラエッセンスを加えてよく混ぜ、耐熱容器に入れる。
(3)フライパンに耐熱容器の半分くらいの高さの水を入れ、沸騰させてから一度火を止める。
(4)フライパンに容器を並べ、フタをして弱火で10分加熱する。
※市販のプリンは、口内炎のときには甘すぎて食べにくい場合があります。フライパンで簡単に手作りしてみましょう。
子どもの体調が悪いときは、抵抗力がしっかり働くよう手助けすることが大切です。まずは水分補給、次に症状や子どもの好みに合わせて食べやすい味付けのものを。アイスクリームやゼリー、くだものの缶詰など、ちょっと特別なものを用意して気持ちから元気にしてあげることも重要ですね!
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