体を器用に動かす遊び
牛乳パックや新聞紙で作った簡単な道具を使い、体を器用に動かす練習になる遊びを紹介します。
講師:羽崎泰男(城西国際大学福祉総合学部教授 幼児体育) はら こうへい(造形アイデア) 外遊びができないときでもおうちで楽しく体力アップ!楽しく元気に遊べば、運動不足の解消や体力づくりにつながります。簡単に作れる道具を使って、いろいろな体の動かし方をマスターしましょう!
【牛乳パックボール】
牛乳パックで作ったボールは、ゴムのボールと違って「たわみ」があります。子どもは力を加減するのが苦手ですが、この牛乳パックのたわみを利用した遊びは、ボールをつぶさないように遊ぶことで、手の力加減を調整する練習になります。
・牛乳パックボールの作り方
(1)牛乳パックを4つの角を縦に切り、底の部分だけを残して十字に開きます。
(2)パックの外側を上にして、向かい合った口の部分を重ねてテープで貼ります。
(3)もうひと組の口も合わせてテープで止めれば完成です。
・牛乳パックボールの遊び方
ボールを「ぎゅーっ」と押しつけて、つぶさないように「パッ」と離す遊び。つぶさないように力を加減します。「ぎゅーっ」「パッ」と掛け声をかけることで、押し引きのタイミングがはかりやすくなります。
他にも様々な遊び方ができます。
・床に押し付ける
他にも床に押し付けて遊ぶ方法もあります。掛け声のタイミングを変えて、様々な力の入れ方を試してみましょう。
・空中キャッチ
ボールを床にぎゅーっと押しつけて、ボールが跳ね上がったところを空中でキャッチします。瞬発力と集中力がいるのでちょっとむずかしいですよ。
・回転キャッチ
ボールをクルッと回転させながら投げ上げて、キャッチ。普通のゴムボールと違ってボールの回転の様子が目でよく見えます。回転をしっかり見きわめてキャッチしましょう。
ボールを投げたあと、手をポンと叩いたいてキャッチしたり、頬をさわってからキャッチしても楽しいですよ。最初はできなくても、何度か試すとうまくなります。
【玉ころがしレース】
牛乳パックボールがうまく扱えるようになったら、今度はスティックを使って玉ころがしに挑戦! 筒にした新聞紙と紙皿をテープでつなげてスティックを作ります。
・遊び方
よーいドン!でスティックを使ってボールをころがします。手でじかにボールに触れず、スティックを操るので、テニスやホッケーなどの道具を使ったスポーツのベースになる動きをマスターできますよ!
力を加減しながら体を巧みに使えるようになると、今までできなかったいろいろなことができるようになります。ぜひやってみてください!
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