パパママが運動会で活躍するには
パパママも運動会でしっかり力を出せるように、パパママの練習法を紹介します。
講師:柳谷登志雄さん(順天堂大学スポーツ健康科学部准教授) 今回のテーマは、子どもの運動会で、パパママもしっかり力を出せるように、親向けの練習法を紹介します。
昔の感覚で臨まない!
気持ちは昔のままでも、関節や筋肉は確実に弱っています。昔の感覚で運動してしまうと、運動会当日に筋肉痛が残ったり、足腰が痛くなったりすることもあるので気をつけましょう。ジョギングや走る練習の前に、食事を工夫して少し体重を落とし、足や腰の負担を少なくすることも大切です。
日ごろ運動不足のパパママのための「ダメージの少ない練習法」
【子どものペースに合わせる】
ハードに走ることが練習だと思いがちですが、それでは疲れて長続きしません。まず子どものペースに合わせて一緒に走りましょう。子どものスピードなら大人にとってダメージも少なく、余裕をもって走れます。
【トラックを走る】
小学校の校庭などに周回トラックがある場合、大人はトラックの外側、子どもは内側を走り、ペースは子どもに合わせます。大人が少しきつくなりますが、しばらくこのペースで練習!
【子どもと競走】
走ることに慣れてきたら、子どもと競走します。まずは気持ちいいと感じる速さから始め、毎日少しずつスピードアップ。そして最後は全力疾走に挑戦! このように徐々に昔の感覚を取り戻し、本番を迎えましょう!
せまいスペースで走る練習
幼稚園や小学校の校庭はトラックが小さく、カーブもきつくなっています。そこを大人が走る場合、子どものころに比べてスピードがある上に、体重も増えているので、大きな遠心力がかかります。本番で転ばないためにも、コーナーを走る練習をしておきましょう。
1.半径4mくらいの円をかく
2.体を内側に傾けながら、外側の腕を大きく振り、少しずつスピードを上げる
3.内側になる足を軸にして、外側の足の内側に力を入れ、ふんばるようにする
親子で競争しながら楽しく練習すると、コミュニケーションにもなります。
運動会を機会に、パパママも子どもといっしょに走ってみましょう。親子で楽しく運動することは、子どもがスポーツ好きなる近道になりますよ。
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