夫婦の子育てルールの違い、どうすれば解決できる?
子育てルールの違いが現れるのは公園で遊ぶときです。例えば、子どもが滑り台の階段をのぼっていると、ママはできるだけ危険をさけたいので、安全第一ですぐ後ろについてフォローにまわりますが、パパは子ども自身に学ばせたい、挑戦して学ぶことが大事だと考えて手を出さずに見守ります。
ときには、ヒヤヒヤしているママと、手を出さないパパで、険悪なムードになることも。どうすれば解決できるでしょうか。
(お子さん3歳・1歳のママ・パパ)
丸山桂里奈さん(MC) 我が家も同じようなことがありましたね。子どもと歩くとき、私は心配性だから、急に走り出したとき前に体を入れられるぐらい近くにいるんです。でも、パパは子どものうしろから見守る感じです。ルールの違いで険悪なムードになることもあるし、言い合いにもなります。
すくすくファミリー(ママ) 例えば子どもとお出かけするときに、私はなるべく早く準備を終わらせ余裕を持ちたいけど、パパは時間通りであればギリギリでもOKという考えです。ギリギリまで何もしていないと、イライラしてしまうこともあります。
すくすくファミリー(パパ) そのことにイライラしているとは知りませんでした。
りんたろー。さん(MC) パパが知らないうちにママがモヤモヤを抱えているパターンがあるのかもしれませんね。
子どもは寝起きが悪く、朝ごはんをなかなか食べてくれません。すると、パパが「動画を見ながら食べようか」と言います。ネットの動画はひとつ見終わるとおすすめが出てくるので、ごはんが終わっても保育園に行けないことがよくありイライラします。
動画を見るときも、私はタイマーをセットして時間を決めているのに、パパは「ちょっとかわいそう」といって見せちゃいます。
(お子さん2人のママ)
動画を見るときも、私はタイマーをセットして時間を決めているのに、パパは「ちょっとかわいそう」といって見せちゃいます。
(お子さん2人のママ)
りんたろー。さん(MC) 動画の話は、どこの家庭もありそうですよね。
丸山桂里奈さん(MC) 1回見せてしまうと、子どもはずっと見たくなりますよね。「見せてもいい時間」も、夫婦で違うことがあると思います。
夫婦でお互いに意見を言い合うのが第一
回答:帆足暁子さん 解決は難しいですよね。話にあったように、ママがモヤモヤとしていることにパパが気づかないで余計にイライラすることもあります。まずは、お互いの意見を言い合うことが第一です。「私はこうしたいんだけど、どうしてあなたはそうするの?」と聞くわけです。険悪なムードを前に進めるためのきっかけとして大事だと思います。
「夫婦会議」を定期的に開く。夫婦ゲンカをしたら子どもに仲直りまで見せる
回答:小﨑恭弘さん 私は「夫婦会議」をおすすめしています。例えば「毎月第1月曜日の夜は夫婦会議」のように決めてしまうのです。 夫婦の間で意識の違いはあって当然です。夫婦ゲンカも、ののしったり、手をあげたりするような激しいケンカはだめですが、そうでなければOKだと思います。 また、子育ては社会のいろいろなことを教えることでもあるから、夫婦ゲンカや意見の違いを見せてもいい。ただし、仲直りまで見せることが大切です。お互いに意見が違ってイライラしても、きちんと話し合いの中で解決できる。対立もあるけど融和もある。その両方があるのが大事だと思います。
相手が聞きやすいタイミングを見つけて話す
回答:帆足暁子さん 人によって、話を聞いてくれやすいタイミングがあると思います。帰宅時や食事後、入浴後のリラックスしているときや就寝前など、相手が聞きやすいタイミングを見つけて話すのもいいかもしれません。
ときには自分の本気を伝える
回答:小﨑恭弘さん ときには、こちらの本気度を伝えなければいけないときもあると思います。子育て中は、家が散らかっていたり、子どもが騒いでいたりして、落ち着いて話せません。例えば、子どもを寝かせて、少し照明を落として、声のトーンを落として「ちょっとそこに座って」と言ってみる。自分の本気や思いを伝える方法は、家や夫婦によって違うと思いますが、「なにか違う」と感じさせるのは大事だと思います。
PR