育児支援サービスに頼れたことで救われた
育児支援サービスに頼れたことで救われたというママの体験談を紹介します。
共働きで4人の子どもを育てています。 午後4時、仕事から帰宅するとすぐに掃除や夕飯作り。子どもたちが帰宅する前は、家事育児をこなせる貴重な時間です。 この日はパパの帰りが遅くなることもあり、近くに住んでいる義理のお母さんに学童や保育園に通う子どもたちのお迎えを頼みました。 夕方5時半ごろやってきたのは、育児支援サポーターの方。月に数回、2名のサポーターに2歳9か月の末っ子の育児支援を頼んでいます。利用料金は1時間で700円(※交通費は別途)です。子どもと遊んでくれている間に、夕飯の準備を進められます。 以前、福祉センターで相談したときに教えてもらったファミリー・サポートでマッチングした方で、本当は週に何日か頼りたいですが、その1人の人があちこちで働いているので、週に1回頼れればいいぐらいです。それでも、とても助かっています。 食事中は、下の子の食事を任せられるので、上の子たちと会話をする時間がつくれるようになり、心にゆとりが生まれました。育児を頼ると思うと、少し気が抜けてほっとして過ごせます。 このサービスは5年前から利用しています。信頼できるので、安心して子どもを見てもらえて助かっています。 以前「すくすく子育て」で紹介されていた「頼れる人マップ」を自分でも作っています。 中心が家族で、困ったときや悩んだときに周囲で頼れる人たちを全て書き出しています。身体面でつらいときや忙しくて家の中が散らかっているときに、誰に頼れるか・助けてもらえそうか。不安でも頼れる人を書いている中で、だんだん安心するように思いました。 (お子さん4人のママ)
りんたろー。さん(MC) いちばん下の子を見てもらえたら、助かりますよね。頼り上手という感じがしました。
丸山桂里奈さん(MC) 誰に頼れるか頭では分かっていても、「頼れる人マップ」のように書いてみると分かりやすそうですね。
りんたろー。さん(MC) 見えているだけで安心しそうですね。いっぱいいっぱいになりそうなとき、「自分は今こうだから、この人とこの人に頼れるだろう」と思えます。
「見える化」すると考えが整理できて落ち着ける
市川香織さん 「頼れる人マップ」のように「見える化」することは大事です。実際に頼らなくても、「こういう人がいる」と思うだけで支えになります。考えを整理できて、落ち着けるお守りみたいな存在のように思いました。
―― 支援の輪が広がるには、どうすればいいでしょうか?
支援する人が相応の対価が得られるように制度を整備していく必要がある
回答:石田光規さん 潜在的に、支援したいという人はわりといるようです。ただ、サポートする側も不安や心配、責任を考えることもあるので、もう少しやりやすくすることが大事だと思います。 また、対価があるならやりたいという方が多いのも事実です。家政士(※)のように資格にすることも考えられますが、その場合はお金がなければ支援を利用できなくなってしまうので、国などがもう少しサポートを手厚くしていくことも考える必要があると思います。 ※家政士:家政婦(夫)とも呼ばれ、家事全般を依頼に応じて支援する。厚生労働大臣認定の公的資格としても注目される
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