「自我の芽生え」についていけない・・・ どうつきあえばいい?

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2024/11/23

出典:すくすく子育て[放送日]2024/11/23[再放送]2024/11/28

最近、息子(11か月)は行動的になりました。ハイハイのスピードが速くなり、絶えず動き回っています。食事のときもじっと座れず、テーブルに手を出してひっくり返してしまうので、テーブルは使わなくなりました。小さなテーブルとベルトが付いた椅子を買いましたが、足を突っ張って座ろうとしません。そのため、食事のときには動き回る息子を追いかけながら、なんとか食べ物を口に入れています。
あちこち動き回り、落ち着きのなさが顕著な息子に翻弄されっぱなしです。自我が芽生え始めた子の行動には、どうつきあえばいいのでしょうか。
(お子さん11か月のママ・パパ)
丸山桂里奈さん(MC)

私も同じような椅子を買いましたが、座りませんでしたね。無理やり座らせたけど、そうしたくなかったので、子どもが座らないときには自由にさせて、私も子どもを追いかけて食べさせていました。

食事のときに落ち着きがないのは、おなかがすいていないのかも

回答:井桁容子さん

子どもが動き回るのは、落ち着きがないのではなく、いろいろなものに好奇心が旺盛だからで当然なことです。
食事のときに動き回るのは、あまりおなかがすいていないのかもしれません。空腹と自分が興味のあるものが合っていなくて、大人には「落ち着きのない困った姿」に見えるのでしょう。

親が決まった場所で食事していると子どもも一緒にそこで食べたくなる

回答:井桁容子さん

ただ、このままにはしないでおきましょう。「おなかがすいたときにはあそこで食べる」と思えるような場所があり、楽しくおいしく食べられる場所に行けるようにしたほうがいいですね。その意味では、例えばいつも親がテーブルで食べている様子を見ていれば、子どもも仲間に入りたくなるかもしれません。そのときはきちんと座ると思います。

親がおいしそうに食事をすれば「僕も食べよう」という気になる

回答:汐見稔幸さん

子どもに食べさせて親はそれを見ている、子どもだけが食べていることがよくあると思います。でも、人類の歴史では、そのような食べ方はなく、みんなで一緒に食べていたわけです。親が楽しそうに話しながら、おいしそうに食べている。それを見ながら、子どもが「ぼくも食べよう」という気になる。
監視する人がそばにいる形の食事は、子どもがあまり楽しくないように思います。できるだけ一緒に食べて、楽しい雰囲気に少しでも近づけたほうがいいでしょう。
りんたろー。さん(MC)

子どもに食事のおいしさ・喜び・楽しみを一緒に教えると違うのかもしれませんね。
丸山桂里奈さん(MC)

たしかに食べさせることだけでいっぱいになって、「早く食べて」と思ってしまっていました。

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