自我の芽生えとは?

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2024/11/23

出典:すくすく子育て[放送日]2024/11/23[再放送]2024/11/28

自我の芽生えとは、そもそもどういうことなのでしょうか?

「やりたい」が先走ってコントロールできず、困り始めたころが”自我の芽生え”

回答:汐見稔幸さん

まず、「自分でやりたい」意欲が急速に成長してきます。脳の中で回路ができてきて、それを促すようなホルモンがたくさん分泌されるのです。
ですが、「自分でやりたい」だけでは行動できません。「順番は待たないといけない」「これをやるなら、先にあれをしないといけない」など、いろいろな制約があります。それがわかって、「やりたいこと」と「やらなければいけないこと」のバランスがだんだんとれるようになっていきます。
最初のうちは「やりたいこと」が先走って、自分でコントロールできず、親も、子ども本人も困ってしまうことが起こり始める。そのころを“自我の芽生え”と言っています。


―― 自我は「やりたい」「やりたくない」ではないのですか?

「自分でやりたい」をコントロールできるようになること

回答:汐見稔幸さん

自我は「やりたい」「やりたくない」だけではありません。それをコントロールする力とのバランスです。「やりたい」気持ちが育たないと自我になりませんが、その気持ちをコントロールする力も育たないと本当の自我とは言わないのです。

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