赤ちゃんの肌ケアは必要?
乾燥肌はトラブルのもと
回答:馬場 直子さん ドライな肌(肌が乾燥した状態)になると、肌のバリア機能が弱くなるため、外部からの刺激を受けるようになってしまいます。お肌の乾燥はさまざまなトラブルのもとになります。しっかり保湿してケアすることが大切です。 また、生後2~3か月ごろまでの赤ちゃんの皮膚は、お母さんの胎盤を通して得たホルモンや胎児自身のホルモンによって、皮脂の分泌が一時的に盛んなため、潤っている状態です。しかし、生後3か月をすぎると、ホルモンの影響がなくなるため、皮脂の分泌が急激に少なくなり、非常に乾燥しやすくなります。 特に冬は冷たい空気と部屋の暖房のために空気が乾燥しています。皮膚もとても乾燥しやすく、赤ちゃんのトラブルも多くなるので保湿ケアが一層大切になります。
「健康な肌」と「ドライな肌」の違い
健康な肌は、「アレルゲン」のような外からの刺激を防ぐバリア機能を持っています。
しかし、肌が乾燥し、ドライな肌になると、「皮脂膜」「角層」に隙間ができ、「アレルゲン」が奥にある表皮まで入り込んでしまいます。
すると、外から異物の侵入を監視していると考えられている「ランゲルハンス細胞」が反応し、「アレルゲン」をキャッチします。
そして、異物を排除するための炎症反応「皮膚炎(かぶれなど)」を引き起こします。
「お風呂上りに保湿」を毎日の習慣に
回答:福島 加奈子さん 小さいうちから「お風呂から上がったら、体を拭き、クリームを塗る」ということを習慣づけてください。 赤ちゃんとのスキンシップだと思って、毎日続けることが大切です。 夏は汗をかいて、軟膏のべたつきを嫌がる子が多いのですが、冬は乾燥も強くて夏ほどベタつきを感じないので、習慣づけやすい季節だと思います。
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