高温多湿でふやけた肌は排泄物でダメージを受けやすい

回答：馬場直子さん

おむつの中は、漏れないようになっていて高温多湿です。高温多湿だと、皮膚の表面の角質層が蒸れてバリア機能が弱くなります。排泄物には、いろいろな酵素、細菌、アンモニアなどの成分があり、皮膚がダメージを受けてしまうのです。

こまめにおむつを替え、拭かずに洗い流す

回答：馬場直子さん

まずは、汚れたらこまめにおむつを替えましょう。また、お尻を拭くと肌をこすることになってしまうので、肌のバリア機能を傷めてしまいます。なるべく、こすらないで汚れを取るためには、洗い流すのがいちばんです。

おしりのケア

おむつが汚れたときのスキンケアを紹介します。
まずは、ウンチ汚れの落とし方です。

シャワーで洗い流すのがいちばんですが、毎回シャワーで流すのは大変です。スプレー容器に水を入れて洗い流す方法もあります。
汚れが流れたら、おしりふきでやさしくおさえ拭きをします。このとき、強くふき取って肌を傷つけないように注意しましょう。

おしりの保護は、保湿剤をたっぷり使います。おしりの穴の近くまで、しっかり塗りましょう。
ウンチやおしっこが付きやすい部分は、ワセリンで重ね塗りをしましょう。

ワセリンは水分の蒸発を防ぎ、油膜によって汚れの刺激から肌を保護してくれます。

―― おむつかぶれで病院を受診する目安は？

赤いブツブツ・赤みの広がり・ただれなどはすぐに受診を

回答：馬場直子さん

赤いブツブツがたくさんできたときは、カンジダ症という真菌・カビに感染した可能性があります。これはスキンケアだけでは治せず、抗真菌薬が必要です。赤みがどんどん広がってきたり、ただれて少し皮がむけてジュクジュクしたりすると、おむつ替えも痛くて泣いてしまうと思います。すぐに受診してください。

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